vol.277
群馬県館林市で
内装工事をやっています
㈱中島内装の中島です
今使っている建物で
《困った》をお聞かせください
内装工事でアナタに合った
解決策をご提案します
お気軽にご相談ください
”単純に見えて奥が深いです”
お話し続けてきた”軽量鉄骨壁下地”
今回で4回目
~~お話してきた内容はご覧の通り~~
壁の骨組みの仕組みについてはコチラ
遮音壁で使われている工法はコチラ
高い壁をつくりたい方はコチラ
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このブログを始めたときに
”軽量鉄骨壁下地”の組み立て方を
お話ししたことがあります
↑過去のブログより
せっかく”軽量鉄骨壁下地”のことを
お話ししているので改めて
説明しようかと思います
いまならもっと話せるでしょう
まずはおさらい
”軽量鉄骨壁下地”で使う部材はコチラ
壁の組み立ての順番は大まかにいうと
①ランナーを取り付ける
②スタットの組み立て
③振れ止め補強の取り付け
以上の3工程です
・・・これで終わりじゃないよ
ひとつずつ注意点を含め
お話ししていきますよ
まずは”ランナー”の取り付け方
↑ランナー
地墨(じずみ)と呼ばれる
壁ができる位置が記されているところから
壁上部にランナーを取り付ける部分に
しるしを付けます
↑ランナーを取り付ける位置を
レーザーで出しているところ
今は《墨出しレーザー》と呼ばれる
道具が普及して非常に楽になりました
↑墨出しレーザーの一例
私がこの仕事を始めたころあたりから
墨出しレーザーが発売されました
それまでは”下げ振り”とよばれる
道具をつかってランナーの位置を
出していたんですよ
シンワ測定 ハンディ下げ振りJr. 自動巻赤(スイピタ200g付) 77502
2,110円
楽天 |
↑下げ振りの一例
※下げ振りの使い方はまた別の機会で
話を戻して・・・
ランナーの取り付け位置は
”上部床デッキ(スラブ)”
”軽量鉄骨天井下地”
”石こうボード”
壁をつくる位置は建物やその壁の
用途によって様々です
事前の打ち合わせで決まります
”軽量鉄骨天井下地”や”石こうボード”に
壁をつくるにはさほど問題ありません
注意が必要なのは
”上部床スラブデッキ”です
なぜ注意が必要なのか
下の写真をご覧ください↓
鉄骨構造の建物では
鉄骨の梁(はり)や柱には
”耐火被覆”というモノを
取り付ける必要があります
”耐火被覆”は弊社の工事”界壁”と同様
万が一火災が発生しても
一定時間鉄骨の梁が変形しないように
するための工事であります
もしも火災が発生して
避難をしているときに
建物が変形・倒壊したら
大問題ですからね
↑2年前に発生した埼玉県三芳町の
物流倉庫の火災の様子
そのためむやみに
耐火被覆と剥がすことを
やってはいけません
そういうときはコレをやります
”耐火被覆”の工事をする前に
ランナーの受けのピース(コマ)を
取り付けを行います
そうすることによって
”耐火被覆”が剥がされることが
なくなりますよね
↑耐火被覆と先行で取り付けたコマ
埋もれちゃって見にくいかも
先ほどの写真の通り
鉄骨の梁のところにランナーを付けても
大丈夫になりました
”界壁”と同じように
”耐火被覆”も万が一のとき
命を守るための工事です
上手く知恵を出しながら
しっかりとした建物を
つくっていかなければなりませんね
続いてスタッドのお話しを・・・
と思いましたがとても長くなるので
また明日にでも
正直ランナーだけでこんだけ
長くなるとは思わなかった
奥が深いです・・・
きょうはこのへんで・・・
ご覧いただきありがとうございます
これからも宜しくお願い致します