vol.274
群馬県館林市で
内装工事をやっています
㈱中島内装の中島です
今使っている建物で
《困った》をお聞かせください
内装工事でアナタに合った
解決策をご提案します
お気軽にご相談ください
きのうに引き続き
”軽量鉄骨壁下地”のメインで
使われる建材である”スタッド”
にまつわるお話しです
スタッドには5種類の幅があり
幅によって壁の高さに制限が
あると言いました
それはJIS規格によって
決められています
説明不足でしたここで訂正します
他にも石こうボードの組み合わせ
分かりやすく言うと・・・
”遮音壁”の種類によって
壁の高さに制限が異なってきます
それはなぜなのか・・・
説明していきますね
まずは”軽量鉄骨壁下地”について
もういちどおさらいです
まずはイラストで
壁の骨組みである
軽量鉄骨壁下地は
ランナー・スタッド
スペーサー・振れ止め材
計4種の部材で構成されています
↑写真で解説
ランナーはスタッドが倒れない
ようにするための受け材
振れ止め材は読んで字のごとく
スタッドが揺れないための部材
スペーサーはスタッドの補強
するための部材となってます
↑スタッドとスペーサー
話を少し戻して
”遮音壁”の種類によって
振れ止め材を使わない
遮音壁の仕様があるんです
というか
遮音性能が高い壁のほとんどが
振れ止め材を使わない仕様なんです
イラストを見てください
スタッドを片面だけ貼って
片面を石こうボードと接触させないことで
音の伝わりを抑えるようにしているんです
石こうボードを接触させない・・・
スタッドを1本ずつちょっとだけ(1㎝)
ずらしているんです
ずらしているということは
振れ止め材が取り付けられませんよね
けどね・・・
振れ止め材を入れないと
強度はどうなるの?って
思ってしまいますよね
スタッドをずらしてつくる壁は
通常のやり方の壁より
高さの制限が厳しいです
↑遮音壁のカタログより
通常のスタッドの仕様より
高さが制限されています
確かに振れ止め材を
入れた場合よりは強度は
落ちてしまっていますが
しっかりと国が認めている
工法になっていますので
問題ありません
この工法の遮音壁は
全国各地のホテル・マンションなど
さまざまな場所で
建物を快適に使ってもらうために
工事をしておりますので
安心してくださいね
スタッドに高さ制限があるのは
わかったけど
物流倉庫など高さがある建物は
どうなってるの?
その答えはまたあした
お話ししていきますね
きょうはこのへんで・・・
ご覧いただきありがとうございます
これからも宜しくお願い致します