久しぶりに空から見た景色は綺麗だったなぁ。
純粋で混ざり気がない恐ろしいまでに自然な美しさ。
インド行ってきました。
時差ボケがようやく薄れてきつつあります。
インドと日本は3時間半という微妙な時差なんですね。
その関係でどうしても朝起きるのが遅くなってしまいます。
同じように子育てをする親御さんから、
子供ってすごい、子供はすぐに成長する、
という言葉と同じくらい
私ら大人は退化するばかり、そんな言葉を耳にします。
私はそうは思わないんです。
息子が今サッカーに夢中で、私も息子と一緒にサッカーの練習をしています。
私はサッカーなんてやったこともありません。
最初は3回しかできなかったリフティングでしたが、
彼と練習をしている内に30回近くできるようになりました。
ドリブルもボールの蹴り方もパスの精度も、練習すればするほど上手くなっているのを感じています。
時折、息子に「なんで44のおっさんやのにそんなにできるねん。意味わからんわ」
と呆れられています。
私と同じ世代の多くの大人は子供は上手くなっても大人はもう上手くならないと諦めているでしょう。
私はまるで違う考えです。
そもそも子供の頃、
本格的にサッカーの練習をしていた人は少ないでしょう。
何歳だろうと、練習して来なかった人が
理論に則りきちんと練習すればある程度は上手くなります。
子供と一緒に練習していれば誰でも嫌でも上手くなるんですよ。
もちろん体力は25歳を境に誰だって落ちていきます。肉体は消耗品ですから消耗していくのは当然です。
でも、日々の運動や筋トレで低下速度を遅らせることはできることも実感しています。
つまり、上手くなるかどうかは上手くなれるという意識が重要なんです。
上手くなると信じて練習すれば必ず上手くなります。
何度も同じことを反復していれば人間の本能として嫌でも前よりも上手くやろうとするんです。
これってサッカーだけじゃなくて、
野球だって、習字だって、料理だって、文章だって同じ、
仕事も趣味も人生においてもそうです。
誰だって繰り返していると、
上手くいかないときに、
なぜ上手くいかなかったんだろう?
を考えますよね。
自分のやってきたことを検証すると、
「ああ、あそこで同じミスをしていたな」とか
「あれは上手い人に聞いたり真似をすればいいのか」とか。
どうすれば上手くいくかを考えて、
前回とは違う行動を試してみる、
すると前回とは違う結果が出ます。
その結果が上手くいくいったならその方向でさらにやり続ければいいし、
また上手くいかなかったのなら、
また検証して他に上手くいく方法がないか探して、
また実践することでまた違う結果が出ます。
その道のプロを見て、なんであんなことができるんだろう、
同じ人間とは思えないと思うことがありますよね。
しかしその道のプロも僕らと同じ人間です。
プロとは普通の人がつかんでいない上手くいくコツをつかんだ人たちです。
そこにたどり着くまでにどれだけの失敗をしてるかわかりますか?
元メジャーリーガーのイチローさんの名言にあるように
「4000本のヒットを打つために8000回くらい悔しい想いをしている」
人生とはトライアンドエラーの繰り返しです。
一度で上手くいこうと思うから人はすぐに挑戦を止めてしまいます。
初めてやることが一度目で上手くいくことはまずありません。
慣れないことを始めるとたいてい失敗します。
だから嫌かもしれないけど失敗することを前提で挑戦するんです。
挑戦することで何が悪いのか、何が足りないのかが見えてきます。
逆に言えば挑戦しない限り何が悪いのか、何が足りないのかはわかりません。
挑戦は何度も繰り返してこそ価値のある挑戦になります。
失敗は成功の母という言葉は真理ですね。
昨日、LINEにも書かせてもらったことをメルマガでも改めて書かせてもらいます。
↓↓
つい数日前にインドから帰ってきました。
16日ですかね、少し長い旅に出てました。
まぁ書きたいことは山ほどあって、
ここではすべてを伝えきれないです。
汚い場所も、綺麗な場所も、
貧しい場所も、富める場所も、
目の前で焼かれる死体も、
ラクダや象の背に揺られ、
腹痛でトイレを探し回ったことも、
あと数分で電車に乗り遅れて、
10時間以上駅で過ごさないといけないピンチになったり、
車がスリップし脱輪して、
偶然居合わせた人たちと後ろから車を押して助かったことも、
仲良くなったインドの友人と別れ際にハグして感じた体温も、
1秒1秒に物語があって、
生涯忘れない大切な記憶となり、
墓場まで持って行けそうな土産話がまた増えました。
そんな人生を生きたいなとずっと思っていたので、
本当に幸せなことです。
すべては代筆屋という物書きになれたことがきっかけでした。
文章を書いて生きるというこの職業が私の可能性を開いてくれたんです。
もし出会えなければ、私は今も、不自由な中でもがいていたでしょう。
最後まで読んでくれてありがとう。
代筆屋 中島泰成