設定で悩むことがあります。
物語の設定や構成。
辻褄を合わせるように調整をする。
読者の方が読んでいて違和感を感じないようにするための、
必要不可欠な作業になります。
ただ、この設定や構成をやり過ぎると、
嘘くさい文章になってしまう。
作り過ぎ、というのか。
手紙を書いていても
作り込めば作り込むほど、
リアリティを失うことがあります。
通常、詳細を書けば書くほど、
リアルになると思われがちですが、
書けば書くほど、読み手の思考を奪うことになります。
想像させるには、書かない勇気も必要です。
想像とは無を有にするための渇望なんです。
これはきっと悲しいんでるんだろう、
いや、逆に嬉しいんじゃないかな。
ああだ、こうだと想像を膨らませます。
読む人が自らイメージすることが
その人にとってのリアリティになる。
文章は奥が深い。
いくら書いてもその背中すら見えません。
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