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  よく眠れたな(笑)


  今まで、あれもこれもそれも色々と答えを探してきたけどこうやって答えを出してしまえば思考は穏やかになる。




  昼過ぎまでベッドの中でぼーーっとしてからシャワーを浴びて向かいにあるケンタッキーを食べに行く。




  いつもと大して変わらない日常が今日はとても特別に感じる。













  「なんでこんなにも海外のケンタッキーはパサパサなんだろうな?日本ならもっとジューシーで美味いのになーー。」






  頭の中には日本の事が後から後から浮かんでくる。




  旅を止める決意をして失意のどん底に落ちると思いきや、それこそなんで、日本が楽しみで楽しみで仕方がない。








  ケンタッキー。されどケンタッキー。



  ちょっとした味の違いなんだろうけど日本で食いたくてしゃーない。







  お寿司に焼肉、天丼に牛丼。ケーキにポテチ、だし巻き卵にシーチキンおにぎり!



  食べたいものなんて無限にある。















  料理が出来ないからっていう理由はあるとしても、よく毎日パスタやら白飯だけでやってきたよな……(笑)。



  毎日ふりかけ振ってただただ空腹だけを満たすだけの飯。








  あぁ、早く帰りたい。





  帰ると決まれば日本があまりにも恋しくなる。















  なんとなくそのまま川沿いに時間を潰しに行ってバイオリンを弾いてるホームレスのおっちゃんと一緒にビールを飲む。




  もう心の気楽さが全然違う。




  心がだいぶ穏やかだ。









  洵智「おっちゃん!ちょっとバイオリン弾かせてー!」




  全然弾けないバイオリンを教えてもらったりしてなんてこともない時間が流れる。











  そりゃ、まぁ、ずっと気を張ってたんだろうなー。


  ずっとずっと張り続けてきた緊張の糸が切れてふわふわと流れていく時間に身を委ねる。




  空を見上げれば飛行機が飛んでいる。





  もうあと数日すれば俺のチケットが使える日になって日本に帰れる。



 もうギターを弾いてお金を稼ぐ必要も無ければ無理して心を強く保つ必要もない。





  全てを知ってる世界で過ごせて、ストレスなんてものはゼロになる。
















  商店でビールを買っておっちゃんとだらだら過ごす。


  洵智「おっちゃんはいつからバイオリン弾いてるの??」
  






  別になんの意味もない会話だけどおっちゃんはもう5年以上こんな感じの生活をしているみたい。




  毎日小銭を集めて這いつくばって生きてるみたい。














  俺は1年半しかこんな感じの生活を続けられなかったよ…!











  あぁ、終わるなー。



  街行く人からお金を貰って過ごしていくバスキングの生活。




  海外ではこうやってストリートパフォーマーとして生活しているホームレスはたくさんいる。









  このバイオリン弾きのおっちゃんを見て、「悪い生活じゃなかったよな」って再認識する。




  そりゃ俺には日本っていう逃げ場所があって、あくまで今までやってきた生活は仮。



  本当の意味で追い込まれていないから娯楽と言えば娯楽。






  日本に帰っても同じようにストリートに出てギターを弾くことはないし、ギターで金を稼ぐこともない。


  仕事なんてゴマンとあるし、そんな一般的な生活に戻ればいいだけの事。













  そういった意味ではとにかく不思議な生活をしたよな。(笑)



  ホームレスのようであってミュージシャンのような暮らし。




  華やかではないけど輝いてる生活。



  自分の為でもあるけど街行く人の笑顔の為の生活。












  おっちゃんとまるで同じ。


  高架下の音が反響する音楽をやるとすれば一等地の場所。





  人通りは少ないからお金は稼げていないけど、何人かの人が足を止めて物思いにバイオリンの音を聞いている。










  音楽っていいよなー。



  人のスキルとしてこれほど良いものはないなって思う。




  旅に出てからギターの練習に相当の時間を費やしてきた。


  それこそ数千時間。







  全然飽きないもんな(笑)



  飽きないどころか未だに練習時間が欲しいと思ってるもんな。






  日本に帰れば半年ほど時間が作れる。



  春が来るまではギターを弾く時間も無限にある。






  朝起きてご飯と味噌汁で朝ご飯にして、ギターを抱えながらソファーの上に座ってテレビを見る。


  小腹が空けばポテチやらをつまんで遅めの昼飯でうどんを作ったりする。




  ワイドショーなんから眺めながら日本の平和さを感じ、笑点なんか見たりしながら夜飯に何を食うか迷ったりして鍋を振る。








  ああ、なんて!



  なんて幸せな時間だ!!!(笑)











  もうすぐ!


  もうすぐ日本!!






  やっとこの生活から解放される。








  おっちゃんにそれなりのお金をあげて宿に戻る。


  逃げ道のある俺と、逃げ道のないおっちゃん。



  ギターを操る俺と、バイオリンを奏でるおっちゃん。


















  きっと多分。


  日本の日常に戻れば戻ったで、また刺激的な日々を欲することになる。








  後ろの方でカノンが聞こえる。


  上手くはないけどとても不自由を感じるメロディー。








  自由ってなんだろうな。



  資本主義で生きてきて、やっぱり綺麗事抜きで考えたら金なんだろうな。





  自由を手に入れようと思えば、人生を買えるだけの金を手にしてしまうのが一番手っ取り早い。





  後はその人生を買える金というものが一億円なのか10億円なのか、100億円なのかってことだけ。











  俺はこの旅で、「ギターがあれば世界中どこでも生きていける」っていう自由を手にした。


  ただ、手にした自由はとてもレベルの低い自由で、好きなように生きていけるか?と言われれば全く持ってそうではない。










  人生を見紛ったらダメだよな。



  人それぞれ価値観は違っていて、今の自分の価値観はどうなのかって事を意識しなくちゃ。




  5年前の価値観と今の価値観。


  5年後の価値観と更に遠い未来の価値観。









  老後が心配だからとか、将来が不安だから、とか。


  そんなことはちゃんちゃらオカシイよな。





  起こってもいないマイナスの未来を憂いて何も出来なくなることほど馬鹿げたことはない。



  そんな未来は起こってから考えれば良い。








  事故ったらどうしよう?って思ってたらバイク旅は一生出来ないのと同じ。


  事故る時は事故るし事故らない時は事故らない(笑)















  宿に着く。



  ドミトリーの部屋に日本人のおっちゃん。






  60歳過ぎてから訪れる青春があっても良いと思う。





  熱くなれるものを探していこう!



  それはきっと、日本にあるはずだ!!







〜ふりだし〜

自由に生きたくはないかい?

熱くなりたくはないかい?

思うように生きているかい?

いつの時代も人が求めるものは

「自由」。

そんな歌が無限に溢れてる。

矛盾だらけの世の中と

矛盾だらけの心の中。

さてと、ふりだしに戻ろうか。




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