ランキングを世界一周からハーレーに変えて一週間が経ち、なんとかハーレーランキングでも上位に組み込むことが出来ました!


ハーレーランキングの一位への壁はやはり高く、まだ手が届きそうにありません!


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  マジでどうしようかなー。。




  あと2、3日は宿泊費が出る。



  ただそれ以降はまた今まで通り、旅が始まっていく。









  正直、なにも考えが進まないよな。



  相変わらず頭はふらふらしてて左指は痛くて曲げられない。


  異様な感じで咳が止まらなくて満身創痍だな…。









  旅を再開するったってパワーがあまりにも足りなさすぎる。











  なんとなく街をぶらついてみる。







  ロンドンの街。


  ここ一ヶ月の時間の進み具合がとてつもなく遅い。



  なにもしていないのに考えることだけは多くて気疲れしてる感じ。








  テムズ川の周りには相変わらず観光客がたくさんいて各々が各々の時間を過ごしてる。


  俺は川の側のベンチでロンドンの冷たい空気に触れている。





































 こうゆう時はどうしたらいいんだろな?




  世界中の道路を走り抜けてきてこんな所まで辿り着いた。


  今では自分が海外にいるのが当たり前になってるけど不思議だよな。





  俺の周りにいる人間は全員が全員外人で、俺と時間を共有することはまず、ない。


  ギターを弾いてた頃は街行く人達とリズムと言う名の時間を共有して、そこが海外だろうが何処だろうがなんとかして自分の居場所を作ってきた。







  気温のせいなのかな。



  冬の季節で冷たい風が吹きすさんでるから?













  いつもに増して孤独を感じる。



  そういえば最近写真を眺める時間が増えたな。





  なんだかんだでハーレーで旅をしていた頃の写真を見るようになった。


  時間が先に進んでいて、不思議とあの頃はもう過去になってる。









  そしてどれだけ未来を覗いてみてもそこに広がる風景はやっぱりどこか味気ない。



  ヨーロッパでの旅も終わって次の目的地はアフリカ大陸。









  正に大自然の大陸。






  アフリカ大陸を旅したのは学生時代。





  もう15年も前の出来事だけどアフリカ大陸を縦断した。


  そりゃ何度行っても楽しいに決まってる。






  ギターを弾けば数百人の黒人の子供が集まってきて、キラキラしたまぁるいデカイ目で見つめてくる。


  もちろん大人たちもみんながみんかテンションが高くていい意味も悪い意味も含めて距離感が近い。




  今の俺ならギターでどのくらい稼げるのかな??






  アフリカでどのくらい稼げるのかどうかってのは想像すりゃつかない。


  ユーラシア大陸とは比べられないほどストリートチルドレンも増えるし、治安も地域によってはあってないようなもんに変わる。











  はぁ。


  その常識の通じない大陸をやっぱりハーレーで縦断したかったよな…。


  強盗に狙われたり、拳銃突きつけられたり、黒人に囲まれてボコボコにしばかれたり、国境や道端でひたすら警察官と賄賂のやり取りで揉めまくったり最悪、刑務所にぶち込まれたり。





  普通に考えたらそんな出来事、何一つ嬉しい事ではないのに、そんな理不尽な大陸を駆け抜けたいという冒険心がまだ胸の多くを占めている。

















  サバンナに沈む、太陽。




  冒険心は止めどない。
















  バイクがなくなった今、西アフリカを南下するルートを取るのか、東アフリカを南下するルートを取るのか。


  だいたいモルモットバイトが出来なかったしアフリカの旅費も稼いで行かなきゃな…。














  あーーー、、寒っ。。


  どんどん真冬に近付いていってる。





  俺が出来る抵抗といえば季節に逆らって南下していくぐらいだな。。























  特に今後の考えも浮かばないままテムズ川を後にする。



  時刻は18時。




  日に日に日照時間が短くなっていってる。











  宿に戻ってドミトリーの二段ベッドの上によじ登る。


  旅情を駆り立ててくれるはずの安宿の代名詞的存在であるドリトリーの部屋が、いまではもうただの安宿としてしか位置付けられず冒険心なんてものは1ミリも出てこない。





  どんどん心が弱くなるな…。











  世の中なんてものは全てが心の持ちようで、どんなにキツイ旅だろうが心を強く保てればそれは大冒険に変わって前を向いて進んでいける。



  ただ心が弱くなるとつい弱気な自問自答が増えていく。









  「本当にこのままでいいのかな?」





  「自分がしたかった旅はこれなのか?」





  「諦めることも大切なんじゃないのか?」





  「事故をしたのも意味があって、もう終われってことじゃないのか?」

















  人間はとても都合よく出来ていて、輝かしい未来を勝手に想像して根拠のない自信でそこに突き進むこともできれば、行きたくない未来を想像して進まなくてはならない未来から逃げることも出来る。




  本来なら未来なんてものは分かるはずがなくて、今の時点で「将来どうなるか?」なんてことを想像したって無駄なんだけど人は何かにすがりたくなる。









  根拠のない未来を勝手に作り上げて、今の気持ちを作り上げていく。



  今のマイナスな気持ちを正当化するためにそのまんま未来にもマイナスを投影して、あたかもそのマイナスの未来から逃れることが正しいかのように自分を正当化していく。

















  こんなに弱かったっけな?







  我ながら思うけど、俺ってこんなにも弱かったんだっけな??
















  起こることは起こる。


  起こった事は仕方ない。




  その中で今の俺があって、今の俺で出来る精一杯で未来を切り開いていけばいいはずなのに無くしてしまったものをいつまでも手放せずに過去に思い描いていた未来を生きようとしてる。




  当然過去に見た未来と今見ている未来は違うのは当然なんだけど、どうしてもそのギャップを埋めるだけの強さが出てこない。










  誰に相談できる事でもなくて、決めるのは全部自分。



  てか、自分の未来を決めていくのは全部自分で人生というものは『自己責任』というものに支配されている。




  逆に言うと自己責任さえ負うことができれば人生なんでもありになるんだけど、どうしてそれがなかなか難しい…。

















  俺が選んできた生き方。



  俺が選んでいく生き方。







  その時の自分にはどういった選択肢が示されていて、その選択肢の中で一番カッコイイものを選んできた。


  世の中がとか、世間体がとか、親がとか、そうゆう物差しはすでにもうなくて、「自分が一番カッコいいと思える道」を選んできた。








  10人中8人くらいが俺を見捨てて、10人中2人くらいが俺の生き方に賛同してくれる。


  これからもこの2人の人が賛同してくれるような生き方をしていきたいし、そうゆう人生を歩むことが自分らしい生き方と信じてる。










  ベッドの上で考えてる。







  今頭の中にある今後の選択肢はどれもカッコいいものではない。



  「世界を旅する」










  悪いことじゃないし、実際俺も世界を旅してきてる。



  ただこうやって一年半の旅をして。




  色んな旅人に出会って、もちろん自分自身も旅人になって…。












  思う事は「旅と娯楽はイコール」ってこと。




  良いように書こうと思えばいくらでも旅を正当化出来るけど、旅に生産性はないし、旅に経歴は求められない。




  あくまでも自己満足であって、その自己満足を満たすために人は会社を辞めたりお金を使い込んだりして自分の人生を彩る為にリスクを背負う。









  今後どういった旅をすればそのリスクに見合うだけのリターンを得れるんだろう。


  俺にしか出来ない旅ってなんだろうな。









  誰もが出来る旅をしても意味がないし、なによりも心が踊らない旅をしても仕方がない。



  働くことが正義だとは思わないけど、安定して働くことで人は自尊心や精神的な安定を手に入れる。










  何の為に旅をしよう?



  頭の中が行ったり来たりしてる。


  ああしようと決めたことがたちまちこうしように変わってく。




  これはこれで潮時なのかもな。




  仕事だろうが家庭だろうが人間関係だろうがつまらなければすぐに止めればいい。


  旅だって同じだよな。






  我慢や継続が美学とされる世の中ではあるけどそんなもんはちゃんちゃら可笑しくて、無理して続けて良かった事なんて今までの人生で一度もない。



  そんな時間があれば次の事象に時間を回した方が良いに決まってる。
















  心が弱いな。




  旅をやめるための都合の良い考えが頭を埋める。


  「ハーレーで世界一周なんて出来っこない。」










  旅立つ前に散々言われた言葉。






  悔しいな…。



  その通りになってしまった。


  何一つ証明出来てないもんな。。







  バイク旅の素晴らしさやバイク旅の簡単さ、俺のことを知って1人でも多くの人が「世界をバイクで旅する」っていう選択肢が広がれば良いなと思ってた。



  最も難しいと言われている大型ハーレーで世界を回れたら、バイク旅のハードルが相当下がる。





  そんな先駆者になれたら良いなと思ってたし、そうなるもんだと思ってた。















  どっちにしても心を強く保たなきゃな。



  黒い闇がどんどん心に覆い被さってくる。





  季節は冬。



  冷たい雨がまた夜を冷やしてる。






  俺は少し、疲れているみたいだ。。。








〜夢に〜

楽しいことばかりが人生ではなくて

マイナスを経験するからこそ

人生の儚さを知って、優しくなっていく。

夢を諦めたその先にあるものは

きっと新たな夢で

夢はいつでも時と場合によって変わってく。

そして選択肢というものは

選んだものが正解になっていて

何を選んでも夢に繋がっていく。

俺の夢は、まだ夜空をさまよっている。