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[論文の書き方]テーマパークと遊園地の違い・定義

 

世界主要10テーマパークグループについて解説

 

 

 

佐島啓晋氏が書かれたレポートをご紹介します。

経済学部、経営学部、法学部、文学部など文系学生にお勧めです。

なお、本稿は著者の私見です。

 

 

 

 

オリエンタルランドやUSJに

就職したい大学生へのアドバイス

 

 

佐島啓晋

 

 

10月に入り論文と就職に関する記事が読まれはじめてきました。

多分、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドやユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に正社員として入社したい方が、このブログをみていると思います。

 

 

 

 

まず、TDRもUSJも労働組合のなかでも大企業を中心とした連合(日本労働組合総連合会)に所属していますので、正社員でなくても入社する価値はあります。

USJは確か契約社員としての採用からだと思いますので、正社員採用はもともとないはずです。

(*年度、職種、新卒・中途によって異なります。その都度HPを読み、説明会に参加するなど各自で確認して下さい。)

 

 

 

では、正社員とはいったいなんなのでしょうか。

昭和型の正社員は、有給休暇、半年に一度2.5か月程度のボーナス(会社ごと異なる。同じ会社でも業績による)、雇用保険があるので、数年働いて辞めても退職金と失業保険があるという程度のことです。

 

厚生労働省HPの「正社員」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/tayounaseisyain.html

 

 

 

 

平成以降、ノーワーク・ノーペイの原則が当たり前のように思えますが、正社員はそのノーワークでもイエスペイ?があるのがメリットでした。

 

 

 

 

反面、会社は選べても仕事は選べませんでした。

なので、就職よりも就社といわれるように、いい会社に入ることが優先されました。

 

では、現在の大学生は就職と就社どちらを選ぶのが良いか?

間違いなく、業種・職種を問わず就社、大企業に入りましょう。

できれば、銀行がいいと思います。(*私見です。)

銀行が無理なら証券や保険でもいいと思います。

金融関係に就職(それも大手ほど良いが、最後は信用金庫・労働金庫・中小証券でも可)すると、転職先採用者の評価はものすごく高いのです。

まず採用試験が難しいのと、業務内容が財務省・金融庁・日銀などの監督下にあるので、激務でも資格試験は取得しなければなりません。

とても鍛えられ、収入面で不安がないというメリットがあります。

(*ただし会社ごとに業績が異なります。)

 

では、就活はどうしたらいいのでしょうか。

実はあまり大量に受けない方が良いです。

あなたのスペックを上げ少数精鋭で受け、体力を温存することを勧めます。

 

あなたがその会社の試験に落ちたのは、SPIなどの成績が悪いからのはずです。

3年生までの成績が悪ければ、何社まわっても良い結果になりにくいでしょう。

そこで、就職したい会社の情報収集や分析を行い、対策を立てる時間をつくりましょう。

そして、武器、アイテムとして資格試験などの勉強も必要です。

しかし、安直に受かりやすい資格に手を出してはいけません。

そもそも新卒は資格が無くても大丈夫なケースが多いのです。

(*学部、学科、業界、業種によります。)

 

全学部共通で英語のTOEICで700点は超えたいところです。

法学系なら公務員上級試験、経済・商学部系なら中小企業診断士、文学部系なら教員採用試験(教職をとってなければ一般公務員試験)の勉強が必要と私は思うのです。

これらの試験は1年で出題範囲が網羅できますので、たとえ落ちても得るものは大きいです。

もちろん受かるのはとても難しいです。

私が言いたいことは、受かりやすい資格をたくさん持つ人材になってはいけないと言うことです。

 

試験は8月が多いので、大学4年生でも間に合います。

1年前よりも力が付いているはずです。

ただ、合格よりも大事なのは大学の成績なので、資格試験はだいたいこんな感じでよいと思います。

おそらく10年も戦力にできない知識となるはずです。

そのくらい知識の陳腐化は早いのです。

 

今、大手就活会社のWeb講座は金額も安くて、通学時間もいらないのでお薦めです。

内容も教室講座とあまりかわりません。

他の生徒の私語に邪魔されません。

 

また、サービス業に就くのですから、必ずアルバイトを経験しましょう。

お薦めは大手ハンバーガーチェーンです。

なぜなら、オリエンタルランドと同じ、米企業のフランチャイジーだからです。

1日4時間で週3日程度なら、学業と両立でき、社会経験が得られて良いと思います。

秘書検定などを取るよりも、ビジネススキルは磨かれます。

 

 

<中島からのアドバイス>

アルバイトでは漫然と働いて時給を稼ぐのではなく、会社の仕組みを学びましょう。

バイトの仕事は細分化されマニュアル化されているので誰でもすぐにできるようになります。

これだけではキャリアになりません。

会社の仕組み、発注管理、新人バイトの募集、面接、新人育成、バイトのリーダーなどの管理業務も経験できるならした方がいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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就活は大量に受けるほど、メンタルをやられます。

学業にも響きます。

バイトもできなくなり収入が不安定になると、友達と遊びに行くこともできません。

ただし、面接は1回1回が練習になり、上手くなっていくという側面があるのです。

内容を吟味せずに乱発するような就活はやめようという意味です。

 

女優の波留さんが主演した映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます」(原作:小森陽一著 集英社)は参考になります。

正社員に求めているのは単純なオペレーション技術ではないのです。

 

 

 

 

同映画の主人公は、大学の4年間、東京ディズニーランドでバイトをして、5スターまで取得したが、正社員として採用されず、恨みをもって、大手ホテルに就職しますが、すぐに熊本県のグリーンランド(遊園地)に配属させられるというストーリーなのです。

 

 

 

 

 

 

私はUSJにはまったのは、課長になれると思っていたら親会社から出向してきた年下の人が課長になり出世が絶望的になった2015年のフラッシュバンドビート(FBB)に感動したからです。

 

 

 

 

楽しいショーの最後にアシスタントをしていたクルーがいきなり、オペラのトゥランドットを歌いはじめた時でした。

裏方のクルーがキャストとして突然スターになるのを見た時、自分も変われると心に決めました。

USJのショープログラムは、どんなに人気でも1年で契約終了となります。

出演者は来年は再びオーディションを受けなければなりません。

 

 

 

 

就活はオーディションを受けるのと同じであり、それに見合った能力を測る機会なので、戦略(適正)が合っているのか、戦術(アイテム)が強いのかを考えながら慎重に行動するのが良いと考えます。

オリエンタルランドはバイトから正社員になれる会社なので(ただし狭き門)、難しい新卒採用で落ちた人にもチャンスがあるのです。

換言すると、優秀な即戦力が欲しいということです。