この記事は２０２０年８月２１日に投稿した記事を加筆修正した記事です。
加筆修正といっても誤字や脱字を修正した程度で、ほとんど当時のままにしています。
理由は、当時の感覚を大切にしたいからです。
ここから過去記事です。
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『 じいちゃんとの経験が教えてくれた人生の宝 』
【 そんな経験があるから人生おもしろい 】
じいちゃんはホント怖かった
マジで怖かった
僕のトラウマになってましたけど
僕を鍛えてくれた人でもあるんですよ
じいちゃんとの繋がりは
僕に必要なことだったんです
いい経験だったんですね
この経験は宝なんですね
僕の家は農家だったんですよ
田んぼと山がたくさんあったんです
お米作りがメインで
畑では季節によっていろんなものを作り
市場に出荷してたんですね
みかん畑では手入れと収穫と出荷
タケノコ掘ってきては皮をむいて
湯掻いて出荷
僕は長男だったので
いつも連れられていき
こき使われていましたね
じいちゃんは明治生まれので
頑固でよく怒る怖い人でした
じいちゃんは
しょっちゅう家の中で
何か気に触ることがあると
母と祖母に怒鳴りちらしたり
皿を投げてたんですね
だから僕は
皿や茶碗や湯のみが割れる音や
どなり声に
子供の頃からビクついてましたね
その影響なのか
30才ぐらいまで
普通に歩いていて突然
頭の中で怒鳴り声と陶器の割れる音が鳴り響き
脳がパニックを起こして脳内が｢グワァーッ｣となって
歩けなくなってましたね
呼吸が苦しくなり
動悸がし
その場に立っていられなくて
しゃがみこんでいたりも
していました
年齢を重ねたのもありますけど
祖父が亡くなってから
そういう症状はなくなりました
僕が小さい頃のじいちゃんは
特別な存在でしたね
昔は当たり前のだったかもしれませんが
夕食時に
祖母から天ぷら買って来てと言われ
天ぷらを買いに行ってました
(僕が過ごしていた地域では
さつま揚げのことを天ぷらと言っていたと思いますね)
でも僕達は食べれません
ていうか祖父だけが食べれるんです
天ぷら1枚60円から80円
それでも食べちゃいけなかったんです
肉も買えず
ほとんど食べたことは
なかったですね
当時から農家だけの収入では
生活していくのは大変だったんです
その買ってきた天ぷらを食べながら
熱燗を飲み
1人で上機嫌で
相撲を見てましたね
そして
祖父は風呂に入るのも
必ず1番風呂でしたね
風呂を沸かすのは
小学生の頃から僕の仕事だったんですよ
これがまた大変だったんですね
五右衛門風呂だったんで
風呂釜の下のかまどに火をくべて
沸かしていたんですね
毎日お風呂を沸かすのも一苦労でしたね
火を付けるのも時間がかかってました
最初はマッチで新聞紙に火をつけて
小さな木切れを入れ
少し大きな薪を入れ
それから普通の薪を入れて
沸かしていたんですよ
いや〜今考えみると
小さい頃の僕は
毎日よくやってたなと
感心しますね
けっこう温度調整も難しかったんですよ
お風呂の表面の方が熱くても
下はまだ水だったりするんですよ
１回かき混ぜるぐらいでは
まだすごくぬるいんですね
だから何回か
かき混ぜるんですけど
温度調整がなかなか難しく
｢よっかんびゃ〜｣(よかあんばい)
じゃないと怒られてしまうんですね
気をつけてたんですが
熱すぎたり
ぬるかったりしては
怒鳴られてましたね
｢ぬるかやろ〜が！｣ってですね
風呂掃除も面倒でしたね
五右衛門風呂だから
底板があったんですね
その板がヌルヌルしていて
それを毎日洗うのも
毎回めんどくさいなと思っていました
友達と遊んでいても
祖父から｢ちょっと来い｣と言われるんですよね
そしたら
もう1日終わりですね
農作業の手伝いです
今ではいい思い出
いい経験だったなと
思っていますね
この経験は僕にとっての
宝なんですね
ちょっと長くなったので
続きは明日にしますね
ではまた〜
ここまでが過去記事です。
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