私が選ぶ今年の夏の漢字一字は『稀』。

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今年は西日本豪雨により、稀に見る甚大な被害が発生し、今なお後片付けに追われている人も多い。災害に見舞われた方々にはお見舞いを申し上げる次第である。
豪雨が去った後は全国的に稀に見る猛暑に見舞われ、今も猛暑が続いている地域も少なくない。40度超えも珍しくなく、暑さで亡くなられた方も多かった。熱中症対策をどうするかは、学校や職場、イベント会場など多方面に課せられた課題でもあろう。
この猛暑は東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策という課題も突きつけられてしまった。
これまで節電などにおいては『2010年猛暑』が基準となっていたが、今後は『2018年猛暑』が基準としてあらゆる課題解決が行われていくであろう。
訃報もあった。落語界において『稀』にみる財産だった桂歌丸さんが81年の生涯を終えてしまった。
100回記念の高校野球も稀に見る熱戦が多く、2試合がタイブレークにもつれこんだり、第1回大会以来となる秋田県勢の決勝進出や大阪桐蔭が2度目の春夏連覇を成し遂げるなど、記録にも記憶にも残る大会となった。
その一方で大相撲の横綱稀勢の里は名古屋場所を全休。8場所連続と稀に見る長い休場となってしまった。夏巡業には参加している稀勢の里だが、秋場所での復帰に期待したいところだ。