全ての電車特急が美唄・砂川に停車するようになったのは2002年3月16日のダイヤ改正以降のこと。
美唄・砂川に停車していた785系ライラックにおける札幌~旭川間の所要時間は1時間23分とスーパーホワイトアローの1時間20分には及ばなかった。
そこで785系uシート車を増結し、車両の力行性能を向上させた結果、1時間20分の所要時間でも美唄・砂川停車が実現可能となった。
のちに最高速度120km/hへの減速があり1時間25分に延長しているが、美唄・砂川停車を維持しても5分の所要時間延長で済んでるのは車両の力行性能が優れているから、ということになる。途中停車駅が岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川だった781系ライラックは最高速度120km/hで1時間30分かかっていたことを振り返ると、785系や789系の優秀性がよくわかる。

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砂川駅に停車中のライラック。

2002年3月16日改正では快速エアポートの恵庭停車も実現しているが、こちらも快速エアポート向け721系の130km/h化(3000番台化)により札幌~新千歳空港間の所要時間は36分のままであった。
のちに120km/hへの減速で37分に延長しているが、減速ダイヤでも力行性能をフルに活かすことで影響を最小限度にとどめている。