満を辞して遂に登場、といったとこか?ハイデッカーグリーン車が7月1日から(厳密には6月30日の大雪3号、オホーツク3号の送り込み)石北路で営業運転を開始した。
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方向転換されたキハ183。苗穂駅ホームより撮影。

ハイデッカーグリーン車が石北路で活躍するのは久しぶりのことで、全ての特急ともなれば初めてのことである。
3月の北斗の完全スーパー化から7月までタイムラグがあったが、これは乗務員訓練や車両の方向転換などの準備があったようだ。
前述したように石北路で運用開始するキハ183系は方向転換のうえ運行されている。これは1号車側から進んだ場合、グリーン車の客室内を通らないとトイレへ行けないという煩雑さを解消することと、旭川駅基準においてライラック⇔大雪と可能な限りドア位置を合わせるための措置と思われ、同系において中間車の出入台が札幌駅を起点にして苗穂側から桑園駅側になるのは函館運転所所属の初期車がデビューした頃に原点回帰する形になる。

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1号車側から撮影したキロ182ハイデッカー車。これならグリーン車内を通らずにトイレへ行くことが可能だ。

なお、方向転換は7550番台一族、500番台問わず実施されているようだ。どちらも120km/hには対応しており今後は120km/hに対応していない400番台は臨時列車専用若しくは廃車、座席数の少ない元サロベツ車、トイレを有する先頭車は波動用、それ以外は石北線向けレギュラーとして活躍するものと予想している。