JR北海道は今月7日、JR江差線のうち末端区間にあたる江差~木古内間を廃止にする方向で検討に入ったと発表した。
地元の同意が得られれば、2014年頃にも廃止される見込みとなっている。
そもそも江差線は北海道新幹線開業時には並行在来線として扱われ、第三セクターに移行することになっている。一時は木古内~五稜郭間の廃止も取り沙汰されたが貨物の兼ね合いもあり、残ることとなった。
江差線末端区間の営業係数は41(1kmあたりの乗客数)と道内ローカル線では断トツの最下位であることを考えたら廃止という選択肢はやむを得ない。
JR北海道における路線廃止は95年の深名線以来となる。今回の廃線を端緒にJR北海道がローカル線の廃止(部分廃止を含む)に入らないか、心配なところだ。