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札幌市営地下鉄東西線8000系車両は1998年のデビュー以来、しばらくは2編成のみのレアな存在であったが2002年度以降、老朽化した6000系の更新のため本格的に増備され、2008年8月末には6000系は全車引退し、8000系に統一された。1次車から8次車まで製造された同車だが、10年の長きにわたり製造されたため、仕様変更点も多いうえに、挿入する8300形の番号に合わせて製造したため、車号と製造順序は全く一致していない。ここで製造年次を整理しておこう。

1998年度:825826
2002年度:806809813
2003年度:811812814
2004年度:820810819
2005年度:823802
2006年度:804824807821
2007年度:817822801803
2008年度:808815816
電装品メーカー 赤:東芝 緑:三菱 青:日立

2次車から5次車までは肘掛程度しか変更点がみられなかったが、
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6次車では韓国地下鉄放火火災事件を教訓にした新火災基準に対応させるため、連結部分への扉の設置、
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当初よりワンマン運転対応(1~5次車も06年度~08年度にかけて改造)、蛍光灯カバーの廃止、車内電光案内表示装置へのガラスカバーの取付などの仕様変更点がみられる。更に7次車以降は6次車において車端部に熱がこもる関係上、車端部窓が開閉式に変更になった。なお、6次車についても09年度に車端部の窓が開閉式に改造されており、こちらの窓はガラスに「ASAHI」ではなく「AGC」のロゴが描かれており、判別は容易である。

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