前回、市電のCIカラーのデザイン案(STカラー)について特集したが、今回は旧市営バスのデザイン案について取り上げる。
旧市営路線バスのデザイン案としては3つの案が市民アンケートに提出された。

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画像上からA案、B案、C案だが、B案が圧倒的に支持されたものの、市民アンケートの結果は無視されて、結局市電と同じカラーリングとなった。

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B案は遠方視認性の問題があったと私は推測する。
こうして紆余曲折の末決まったSTカラーのバスの第一期生となったいすゞU-LV224Nは1994年6月に14台(藻岩3台、琴似4台、白石、東、北光各2台、厚別1台)配属された。
しかし旧市営バスは完全民営化されたため、緑バスが天下を統一したことはなく、2004年までに交通資料館に展示されている1両を除き中央バス、JHB、じょうてつバスに引き継がれ、現在は廃車となった1998年式ノンステップ車を除き、活躍中である。