2004年まで、札幌には札幌市営バスが存在していた。札幌市営バスは赤字を解消できないことから、ジェイ・アール北海道バスや中央バス、じょうてつバスに路線を承継する形で廃止された。
市営バスには長年親しまれた赤バスと1994年に登場した緑バスが存在した。今日はこのうち、緑バスにスポットを当てたい。
緑バスは交通局イメージアップ計画に基づき、市電と塗装が共通化され、94年以降に導入された車両は緑塗装またはそのアレンジで営業に就いていた。
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写真は98年夏に『都心循環バス』の導入実験車を私が撮影したものである。
ここからは、If、もしも…の話をする。前述したように札幌市営バスは、2004年に完全民営化された。また98年以降は車両の使用年数延長のため新車購入が抑制され、日野車が1996年、三菱が最後の新車となったCNGノンステップ車の2001年、日デが2000年、いすゞが1999年がそれぞれ最後の購入となった。このため現在主流のモデルとなっているエルガやブルリボ2、西工ボディの日デ、更にはブルリボシティは1台も採用されなかった。そこで私はペイントソフトを用い、ST塗装を再現してみることにした。

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上からエルガ、西工日デ、ブルリボシティである。雰囲気だけでも味わって頂けたら幸いだ。