雨の合間に蝉の声が聞こえるようになってきました。
梅雨明けももうすぐだと思いますが、
それにしても豪雨で全国的に被害が出ています。
何十年に一度という規模だということですが、
最近、自然災害が発生する度に、何十年に一度の災害と言われることが多いようです。
これはもう異常というべき状態で、地球が悲鳴を上げているように思います。
新型コロナウィルスの感染も、衰えを見せず、第二波の到来も危惧されています。
さて、そういう状況の中、濃厚密接度の高い合気道の稽古ではありますが、
各地の道場で、工夫されながら、稽古が再開されています。
稽古のガイドラインも発表され、
現時点では、稽古前に健康チェックを行い、
稽古では、マスク着用による単体稽古で行われているようです。
中今塾でも、一般の部では、稽古相手との距離をとるため、
木刀の素振り、木刀を使っての稽古をしています。
一部、木刀を使っての相対稽古を行っていますが、
組太刀の稽古というより、木刀を持つことことで、
相手の力の大きさ、力の方向を感じる稽古をと考えています。
お互いに木刀を持って稽古すると、木刀の重みがあり、間合いも少し離れますから、
体術のときよりも感じる稽古にしやすいと考えています。
木刀を持っての稽古が、体術の稽古につながるように稽古したいと考えています。
また、木刀が触れ合ったときから稽古を始めるのではなく、
お互いに木刀を持って、相対した時、出会いのときから、稽古が始まるという気持ちで行いたいと考えています。
よそ見をしていて、横で稽古している他の組の人のことに気持ちがいっていると、
気持ちが分散してしまって、思わぬ怪我をすることがあります。
今、稽古している相手に集中して、稽古をすることが大切だと思います。
これは、体術のときでも同じです。
この後、少しづつ、体術の稽古をできるようにと考えてはいますが、
また、感染者が増加している傾向の中では、
これから、夏場に向かっても、マスクを着用して、
稽古相手と距離をとっての稽古を行っていく必要があると考えています。
夏場のマスク着用は、息苦しく感じますので、できるだけ、休憩の回数を増やすことも考えないといけないと思います。また、熱中症対策も考える必要があります。
あまり、大量に水分を摂取すると逆に疲れが増すことがありますので、
こまめに、水分補給することが必要だと考えています。
今年の夏の稽古は、例年よりも大変かなと考えています。
木刀、杖の稽古の時間を増やすことも考えたいと思います。
新型コロナウイルスの第2波の到来となれば、いつまた、稽古が休みになるかもしれません。
一人ひとりが、感染予防を行いながら、できる間は、稽古を続けられたらと考えています。