弥生に入り、春近しですが、新型コロナウイルスの感染拡大は、とどまるところを知らずの状況です。
日ごとに感染者の数が増え、死亡される方まで出てきており、今や感染ルートが確認しずらい状況です。
 先月の天皇誕生日の皇居の一般参賀が中止となり、3月1日の東京マラソンも一般参加者の出場が中止、規模が縮小されて行われています。
各種行事の中止、延期の動きが続いています。
合気道界においても例外ではなく、綾部市市政70周年・植芝塾100周年を祝っての道主特別講習会の中止に引き続き、3月1日に予定されていました大阪府合気道連盟の植芝道場長ご指導の指導者講習会も延期となりました。
 こういう状況の中にありながら、消毒液やマスクが入手困難な状況です。
自分自身の感染予防だけでなく、知らずうちに自分自身が保菌者となることもあり得ることによる感染拡大予防が必要になってきており、一人ひとりが予防対策をとるに如くは無しということになってきています。
道場生の方だけでなく、ご家族の皆さん、職場や学校、お住いの地域で、一人ひとりが、新型コロナウイルス対策を心掛けていただきたいと思います。
 元来、清潔を大事にする日本人とその住まう国日本が、感染列島などと揶揄され、また、感染被害国である日本が、感染を拡大させる国のように国際社会の中で喧伝されることを座して看過することはできません。
ぜひ、我々の道場から、またそのご家族、職場、学校、地域社会から、そして合気道界から、新型コロナウイルス感染を終息させるようではありませんか。
 奇しくもひな祭りの季節です。
ひな祭りは、季節の節目や変わり目に災難や厄から身を守り、よりよい幕開けを願うための節句が始まりとされているそうです。
一日も早く、この今の新型コロナウイルス感染拡大が終焉し、今年も、桜の花を愛でる機会を得たいと思います。