先日、道頓堀の松竹座まで足を運び、歌舞伎を鑑賞しました。
これまでも、テレビで歌舞伎のさわりぐらいは見たことがありますが、劇場に足を運び、間近で見たのは初めてのことです。
松本白鸚、松本幸四郎の襲名披露の7月大歌舞伎でしたが、劇場の雰囲気、色彩、歌舞伎役者の声、鳴り物の音、等など、流石に、生で見る歌舞伎は迫力がありました。
合気道は、真・善・美の探求であるということが言われますが、真・善・美の探求は、合気道に限ったことではありません。
洋の東西を問わず美術や音楽等の芸術でも行われるものだと思います。
時には、本物の絵画や彫刻、焼き物を鑑賞したり、生でクラシックや邦楽等を味わってみることもいいものだと思います。
日々、忙しく過ごしている現代人には、そういう時間のゆとりなどないという方もあるかもしれませんが、合気道で大事にされる感性を養うには、時には、そういう時間を持ってみることもいいのではと思います。
日本には、日本独自の文化と言われるものがあります。
茶道、華道、能、狂言、歌舞伎、浄瑠璃、等など、日本人でありながら、知らないこと、経験したことがないことが多くあるものだと思います。
そういった日本文化のことを、来日されている外国人の方のほうがよく知っていることがあります。
日本人だから知っておかなくてはいけないとう重い気持ちではなく、
日本に住んでいて触れる機会が多い、本物の日本の文化に、時には触れてみるのもいいことではないかと思います。


