【読書】7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法/原尚美 | THE ONE NIGHT STAND~NEVER END TOUR~

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「40歳からの〇〇学 ~いつまでアラフォーと言えるのか?な日々~」から改題。
書評ブログを装いながら、日々のよしなごとを、一話完結で積み重ねていくことを目指しています。

 
7人家族の主婦で1日3時間しか使えなかった私が知識ゼロから難関資格に合格した方法/原尚美



こちらの本は
ほぼ日blog~通勤読書で継続力を高めよう!~
の杉本さんからのご紹介で手に取ることになりました。

勉強法の本を読む暇があったら勉強しろ!
という声も聞こえてくるわけですが、
平均1日1時間しか勉強時間に使っていないで
中小企業診断士試験に臨もうとしている身としては、
飛びつくように読ませていただきました。

みなさん書かれていますが、長いタイトルです(笑)
ですが、まさにタイトル通りの本であります。

【目次】
はじめに
第1章 「なにを考えて、どう勉強すれば本番で点を取れるか」を整理する
第2章 絶対に集中力が途切れない「勉強環境」のつくり方
第3章 本当に時間がなかったからこそ編み出せた「超合理的」な勉強法
第4章 本番で確実に点を稼ぐ「受かる人」の考え方
第5章 重圧に負けない「メンタル」の鍛え方
おわりに

この本、明確に
「社会人が時間がない中で資格試験を目指す」
勉強法について書かれています。
ですから、ターゲットがドンピシャな方には参考になることだらけだと思います。

僕自身、試行錯誤の上、すでに実践していることもあれば(例:ノートは取らない)
「なるほど、その手があったか!」(例:問題集の使い方)
と思うところも多々ありました。

すぐに真似できるノウハウが満載です。
そのへんの事は、あまりばらすわけにもいきませんから(笑)
実際にこの本を手にとっていただきたいと思います。

ということで、
僕自身が、勉強に向かうために忘れないようにしないと、
と思った箇所をメモ的に上げておきます。

■「しっかり勉強しているはずなのに、なかなか成果が出ない」という人のほとんどがこの「アウトプット」を軽視しています。(p18)

2年前に診断士の勉強を始めたころ、この罠に陥ってました(苦笑)
「しっかりテキストを読みこんで、一問一答の問題集をやって、、、」
それから問題集や過去問をやろうとしていたのですが、
それは完全に失敗でした。

模擬試験ボロボロ、それでモチベーションは一層下がる、
ということを繰り返していました。
(で、ほとんど本番は記念受験と化しました)

そもそも時間がないわけだから、こんなことをしていたら
過去問をやるまでたどり着かない(苦笑)

この部分、今年は明確に意識してやっているつもりです。
もろん、まだまだだし、改善の余地は山ほどあるのですが、
それはこの本の他の部分を参考に修正していきたいと思っています。

そして「アウトプット」をすることの大切は試験勉強に限らない、
とも思います。

僕は、「八丁堀・まなび塾」という
素人がお互いに講師役を持ち回りで受け持つという勉強会をしているのですが、
会を始めた当初は講師役をやろうとする人が少なくて困った時期がありました。
「私なんてまだそんな、人前で話すような知識はないので、、、」
と言われてしまう場合が多かったのですが、
そういう人に限って、僕なんかよりも熱心にオープンカレッジの講座に通い、
はるかに知識も豊富だったりしました。

まあ、別に講師役をやることがすべてではないですし、
本来は仕事に活かすのが一義ではあると思いますが、
正直、話を聞いていると職場で活かしている感じもしない。
なんだか「趣味」の世界なのかあ、という気にさせれたことがあります。
人それぞれだから、それはそれでいいのかもしれませんが、
「なんだかもったいないなあ」
と思ったりしていました。

話を勉強に戻すと、
今年の僕の(数少ない)勉強時間のほとんどは
問題演習にあてています。
(市販の問題集をやるか、いきなり過去問をやるかは科目によってわけけていますが)

そうすると、できないことだらけなわけです。
「オラは授業でなにを聞いてきたんだ」
と情けなくなることもしばしばです。
「やっぱり今年もダメかな」
と思うことも多々あります。

ですが、

■あきらめるのは、「不合格通知」が届いてからでも遅くはありません。(p169)

最近思いだしたのですが、大学入試のとき、自分が入学した学校・学部は、
模擬試験でA判定をとったことが1,2度しかなかったはずです。
一方で、偏差値的にはいけるでしょう、と言われた学校に落ちています。
僕だけでなく、友人にもそういう人がたくさんいまいました。
試験なんてそんなもんで、あきらめた時点で負け、ということです。

まして、診断士試験は、1次試験に受かれば2次が待っています。
1次はマークシートなので、自己採点である程度合否の判別はつくとは思います。
そこでダメそうだな、と思ったときに、2次の勉強をどうするか。

あきらめて翌年を目指す、というのも手ですが(笑)
実は、なにが起きるかわからない。
問題自体が間違っていて、すべ他の選択肢が正解に扱われることもあれば、
問題が難しすぎて、得点調整のためかさ上げされることだってあるかもしれません。
要は、結果がはっきり出るまで、あきらめることはない、ということです。

そう信じて、今年、1次試験まで(たぶん)あと160日、
2次まで230日強、臨んでいきます。

PS
「試験勉強なんて関係ないや」
と思っている方には、必ずしもこの本は薦めません。
読者ターゲットははっきりしているので。

それでも書店で見かけることがあれば、
「おわりに」
だけでも読んでみてください。

■ひとつの出会い、1冊の本が人生を変えてくれることがあります。(p181)


もしかしたら、人生の転機を与えてくれる本になるかもしれませんよ。


 



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