大阪府内15市での導入状況を表したものが下記の表です。

80リットル以上の貯水タンク購入時には補助が出るものです。

「堺市」「寝屋川市」「高石市」「摂津市」「阪南市」「泉南市」。

この6市、河川の増水負担を軽減など、防災・減災目的が記載されている点で共通しています。

 

単に「水道代の節約」というよりもむしろ、「災害対策での貯水タンク」という点で、当市でも導入できないかを質問致しました。

市としては、「府内15市が助成制度を導入している事実は理解しており、今後研究していきたい。」という回答でした。

 

「研究」したいという回答ですが、実際のところ、当市としては「導入を考えていない」ということでしょうか。

 

研究→物事についての事実を深く追求する一連の過程のこと

検討→種々の面から調べて、良いか悪いかを考えること

 

議会用語で、よく出てくるこの二語。

研究は、あくまで「追求していく」という意味です。

 

河内長野市の水道事業は、過去の下水道工事費に圧迫されており、貯水タンク助成制度を創設すると、水道の使用料が減少してしまう恐れがあるためでしょうか。

災害時に一番困るのは「水」です。水がなければ、生きていけません。

近年の自然災害を考えると、早めの防災対策が必要です。

ぜひ市は本当の意味で「研究」して、制度導入に向けて「検討」し、「実施」してもらいたいものです。