3月29日、南海電鉄と日本共産党河南地区委員会の懇談に参加しました。申し入れの概要は以下の通りです。

     

   沿線住民の声をいかした安全で便利な南海電車にするための申し入れ書

 

 ●駅ホームへの転落防止のための柵の設置

 昨年も大阪府下の駅でホーム転落事故が起こり、ホームドアまたは転落防止柵の設置は一刻早い設置が望まれています。足の不自由な杖を使用している方は、ホームに電車が入ってきた時など、ラッシュの時間帯は不安になります。昼間の時間帯も同じです。昨年は検討チームを立ち上げて検討に入っているとの回答をいただきましたが、その後の設置計画は進んでいますか?

→【回答】来年3月に難波の高野線1番ホームで実施予定。車両の長さや扉の位置がそれぞれ違うため、画一的には難しい。

 

 ●無人駅の解消と新たな駅の無人化の計画をやめ、駅係員を配置して下さい

 駅の無人化に対する懸念の声はますます強まっています。ホーム内外で起きている様々な事故・予期せぬトラブル(線路への転落事故、杖や足を引っかけてホームで転倒する事故、階段からの転落、利用客同士のトラブル等)、または乗客の多様な問い合せ等、想定を超えた出来事が発生します。引き続き駅の無人化をやめていただきますようにお願いします。

→【回答】この20年間で輸送人員が26%低下しているため、配置を見直している。今後も駅係員の巡回や警察との連携、遠隔カメラの点検などを行っていく。

 

 ●引き続き、美加の台自治会、河内長野市との協議を進め、同駅とその周辺の安全対策ならびに活性化のためご努力をお願いします。 

→【回答】自治会・河内長野市と3者で引き続き検討を進めていく。

 

 ●美加の台駅の難波方面のホームの屋根の延長をお願いします

→【回答】乗降人員の数に応じて屋根は付けられている。車両4両分の屋根は付いており、同規模の駅に比べても不足はない。

 

 ●女性専用車両の表示をさらにわかりやすくして下さい

→【回答】平日7:20~8:30までに天下茶屋に到着する電車が対象となっており、ステッカーを貼るなど対策を取っている。

 

 ●高野線の特急に自由席をつくって普通料金で乗車できるようにして下さい

→【回答】本線の特急サザンはやっているが、一般車両との連結が前提となるため、車両性能の問題や連結できない問題などがあり、現状は難しい。

 

 ●難しいとは思いますが河内長野駅の近鉄との連絡をうまくできるように調整してください。

→【回答】他社のため時間を連携することは難しく、予定していない。

 

以上のような内容で懇談させていただきました。

引き続き、「ともに街づくりを考える」という視点から、今後も懇談を続けていきたいと考えています。

南海電鉄さん、意見交換の場をつくっていただき、ありがとうございました。