世界経済、長期的インフレリスクない、デフレがより頻繁に発生=ポーゼン英中銀委員(ロイター) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

世界経済、長期的インフレリスクない、デフレがより頻繁に発生=ポーゼン英中銀委員(ロイター)

秘書です。

世界経済、長期的インフレリスクない

賃金引上げと物価上昇の悪循環はまれにしか起こらず、デフレがより頻繁に発生するようになるとした


そう、日本では10年以上デフレです。でも、日本の政策コミュニティの多くの人が「欧米でやっているようなデフレ克服策を日本でしたらハイパーインフレになる。だからデフレでいたほうがいい」と考えています。

たぶん、江戸時代から、日本のエリートはデフレが好きなんですね。リフレ政策をやった田沼意次は悪人という歴史観が定着してますし。しかし、それはなぜでしょう。江戸時代を考えるとわかりますね。石高制で給料を米でもらっていた武士は、諸物価が下がるほうが利益に思えたのでしょう。また、成り金が出てきて武士を脅かすこともない、と。今も、物価に連動することのない給料を税金からもらっている人たちは、デフレの方が得ですね。そして、自分たちよりも豊かな成り金も出てきにくいし。

田沼意次と高橋是清を悪人とするデフレ派の悪しき歴史観を時代劇や歴史小説の次元から直さないと、この長期デフレは克服できないかもしれませんね。

テレビ局のみなさん!ぜひお願いします。このまま「失われた30年」になっていくと、ゴールデンタイムに政府広報がばんばん流れるようになってしまうかも?


世界経済、長期的インフレリスクない=ポーゼン英中銀委員
2012年 01月 18日 05:29 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT806076620120117

 [ロンドン 17日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)のポーゼン金融政策委員は17日、世界経済は今後10─20年、インフレ高進のリスクにさらされないとの見解を示した

 ポーゼン委員は講演で、中銀による制御がない状況下でインフレ上昇局面に向かっているとの懸念が一部で聞かれるとしたうえで「これら懸念には根拠はない」と語った。

 さらに、長期的な相対価格動向の継続や、より短期的かつ激しい衝撃によってもたらされる変動に直面するなか、インフレ期待を抑制していくことが金融政策の課題と言明した。

 賃金引上げと物価上昇の悪循環はまれにしか起こらず、デフレがより頻繁に発生するようになるとした

 また、米ドルが「世界の主要通貨」であり続けるとしつつも、唯一の準備通貨としての地位は失われるとの見方を示した。

 足元の英中銀の金融政策見通しについては言及しなかった。



量的緩和について学習される方はイングランド銀行HPの動画でどうぞ!

http://www.bankofengland.co.uk/education/inflation/qe/video.htm
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→日本でやるならこんな感じです。

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2011-11-25 00:22:00
一時、英国債利回り、一時独連邦債利回りを下回る
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-11088443818.html

2011-11-17 06:59:00
英国中央銀行にインフレ目標と量的緩和について学ぼう!←これが「悪魔の手法」といえますか?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-11080854087.html

2011-09-20 14:46:03
「政策委員会は量的緩和へと傾くだろう。そう遠い時期ではない」←イングランド銀行についての予測
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-11023711882.html

2011-02-26 12:35:32
英国も量的緩和は「奏功」:日本は?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10813662807.html