国有資産を売却しないで増税←資産の有効活用という名の現金納付阻止のための事業仕分け | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

国有資産を売却しないで増税←資産の有効活用という名の現金納付阻止のための事業仕分け

秘書です。

国有資産の売却=現金化=借金返済財源化を阻止し、「官有」のままにしておく一つの手段が「資産の有効活用」です。
「資産の有効活用」とは、霞が関埋蔵金の「塩漬け」と何ら変りません。

提案型政策仕分けとは、国有資産売却阻止、埋蔵金の塩漬け埋め戻しのお墨付き作業ということ?


廃止予定の独法施設視察=蓮舫担当相
時事通信 11月14日(月)19時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111114-00000108-jij-pol
 蓮舫行政刷新担当相は14日夕、今月下旬の「提言型政策仕分け」を控え、独立行政法人「日本原子力研究開発機構(JAEA)」が所有する都内の研修施設を視察した。蓮舫担当相は、同機構の幹部から2011年度末で同施設を廃止するとの説明を受けた後、記者団に対し「機構の保有する資産の活用方法などを仕分けで議論したい」と、仕分けを通じた資産の有効活用に意欲を示した。 


→仕分けを通じた資産の有効活用に意欲?下記の衆院内閣委員会のやりとりをみてください。売却しないで利用という方針はずっと一貫していますね。蓮舫大臣もこの流れなのですね。残念・・・国有資産を売却しないで増税するんですね。

○平成22年3月10日衆議院内閣委員会

○中川秀直委員 ・・・次を申します。事業仕分けのことについて少しお話ししたいと思います。

 菅財務大臣と、枝野行政刷新担当大臣、事業仕分け担当大臣に関連する質問であります。

 まず、事業仕分け第一弾で取り上げた、独立行政法人国立印刷局について伺いたいと思います。

 独立行政法人の不要資産は売却、売却金は国庫返納、これはもうそういう原則で最近の政策はやってきたわけです。これからもそれはしっかりと貫徹していかなきゃいけないと私は思いますね、この財政ですから。

 事業仕分けでも、独立行政法人印刷局については、十一月二十七日の議論の結果、皆さんが選ばれた二十七人の評価者のコメントのうち、廃止というのがお一人、現行独法のまま不要な保有資産の売却をさらに進めるが六人、全体の見直しの中で国へのさらなる財政貢献のあり方を検討する、これがやや一に近い部分もあると思いますが、それが十名となっています。

 しかし、見直し結果はこの二十七名中多数意見の十七名の評価者意向に必ずしも沿っているとは私は少し思えないのでございます。

 印刷局と造幣局、合わせて一千億円の不要資産については、民間売却した上での現金の返納ではなくて、現物給付での、現物です、国への返納で、まあ霞が関の埋蔵金の埋め戻し、塩漬けみたいな、そんなことをして、その上で、枝野大臣が御担当だったんだと思いますが、国立印刷局自体を国の機関化、すなわち財政貢献はゼロで財務省本体の肥大化をする、そんな結論になってしまったんではないでしょうか。

 きょうも御出席ですが、野田財務副大臣は、昨年十二月十日の記者会見で、印刷局と造幣局の事業仕分けの結果としての不要資産売却による国庫納付の上積み三十六億円。国庫納付ですね。三十六億円。不要資産の現物給付が簿価合計で一千億円近く、こう言っておられます。

 財務大臣である菅大臣、今、財政は本当に危機的状況ですね。鳩山政権では不要資産は即売却とすべきでしょう。菅大臣、この簿価一千億円の資産というのは時価総額幾らでしょうか。そして、現物給付というのは、簿価一千億円の資産を、売却しないで、政府本体に塩漬けするということです。これでは国への財政貢献にはつながりませんね。現物給付された簿価一千億円の不要資産は売却すると私はここで明言すべきだと思いますが、売却するなら、いつ売却なさいますか。

○菅国務大臣 まず、簿価九百八十七億円ということで、これは平成十五年に独法化のときに時価を踏まえて評価がえされたということでありまして、平成十五年から七年ぐらいたってはおりますが、そう大きくこの間にこの実勢価格は動いてはいないのではないかと思っております。

 その上で、このものについては、先ほどお話がありましたように、売れたものについては現金で、来年度中の二十二年度に金銭納付がされるもの、これは予算計上では二百八十九億円になっております。先ほどの九百八十七億円のものについては現物で納付をされることになっております。

 なぜ、すぐ売れないのか。それぞれ事情があるようでありますけれども、例えば、防衛省の近隣の土地とか、あるいは再開発中の周辺でのいろいろな事業があるとか、あるいは自治体が活用を望んでいるとか、そういう理由ですぐに売れないので現物納付をするということでありますので、現物納付されたものをそのまま塩漬けで持っておくということではなくて、もう一度、地域の関係者などと協議をして、いい形で利用ができるという展望の中で、売れるものは売っていく。また、最近私は財務省に成長戦略をつくれと言っているんですが、つまりは、あいた土地があって、そこで、場合によったら売るよりも何かをつくって貸した方がよければ、そういう考え方だってあるじゃないかと思っております。

 そういう意味で、少なくとも塩漬けにするために現物納付をされたと言われないように、しっかりとした売却なり活用を考えていきたいと思っております。



2011-09-02 19:24:00
「徹底的な無駄の削減」←総理、今度こそ本丸に埋め戻した不動産埋蔵金1000億円売却を!
テーマ:秘書ひしょ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-11005625206.html

2011-06-30 16:52:10
我が国財政再建論者の日本的特色=民営化にNO、資産売却にNO、増税にYES!
テーマ:秘書ひしょ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/archive3-201106.html

2011-05-10 20:13:39
原子力政策を国策として進めてきた政府の責任→不要不急資産の売却
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10887670578.html

2011-02-23 09:38:45
埋蔵金の埋め戻し:大手町の2万平方キロメートル売却せずに増税の合意形成は無理でしょう
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10810388311.html

2011-02-04 11:57:21
国立印刷局問答参考資料:国の機関化問題―これまでの当ブログの記録より
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/day11-20110204.html

2010-12-07 13:21:26
資産非売却:独法改革方針閣議決定の注目点は「現物納付」という資産埋め戻し
テーマ:秘書ひしょ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10729591950.html

2010-11-27 07:22:00
「現物納付」=霞が関埋め戻し:行政刷新会議が埋蔵金(不要資産)の霞が関埋め戻しを是認!
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10719422407.html