中川翔子 オフィシャルブログ Powered by Ameba-2013031511390000.jpg

「ライジングドラゴン」をついに観賞!待ちに待った冒険家「アジアの鷹」シリーズ3作目。

いつかやる!必ずやると噂されながら、ついに2012年12月にアジア全域では公開していて、日本の深いファンやマニアはすでに香港で観賞していた。新春には香港版DVDも発売になってはいたが、手を出したくなる気持ちを抑えつつ「これは劇場の最初はスクリーンで見なきゃいけない!」と公開日を待った。

作品の感想はすぐにわたしの耳にも入っていたが、そのたびに早く観たい!と思いながら公開を待ち、ついにこの日が来た。

4月13日。もちろん1回目をママと一緒に見てきた。

わたしが産まれた85年に頭蓋骨骨折し、その骨の欠片が脳に刺さるというジャッキー史上最大の大怪我をした作品「サンダーアーム龍兄虎弟」は日本公開が86年だから数えたら実に26年!その間にハリウッドの成功もあり、わたしは大人になり、時代はCGやワイヤーの映像にも慣れて、アクション映画の在り方も大きく変化した。

今回は様々な国でロケし、様々な人種の俳優や女優、新人を出して、最新の映像技術を駆使したアクションシーンもふんだんに見せつつ、作品のメインは後半に行くほど、90年代、80年代、70年代のジャッキー作品を彷彿とさせる肉体アクションが次々と展開していく。その過激さは後半へ進むにつれて怒濤のように加速し、スクリーンに炸裂していく。

作品全体がジャッキー・チェントリビアみたいになっていて、たくさんのジャッキー映画のオマージュが作品内に演出されているので、たくさん気付ければより楽しい。気付けなくても活劇としておもしろい。

ジャッキー・チェンのアクションシーンはクンフーの技も冴えるが、そこだけではなくて、地形や道具、笑い、顔芸などのたくさんのネタを精密に編んで設計されている。その繊細なネタの凝縮が特徴なのだが、同時に今まで人類がチャレンジしたことのない新しいアクションに挑戦したり、使ったことのない道具を駆使したアクションを見せていたりします。また、信じられない場所でアクションを展開したりもする!!これがまた凄い!。

しかもスケールは巨大。作品全体が巨大な挑戦になっている。作品自体が奇跡のアクション映画だと思う。


「ローラーチェイス」「アジアの鷹対ハゲタカ」「多人数大乱闘」「ビッグバンスカイハイダイブバトル」これらは特に凄まじい。


40年以上のキャリアと100本を越える映画人生で磨き抜かれたジャッキー・チェン映画の歴史が、作品の中で、あちらこちらに綺麗な花を咲かせていた!。

街角で、旅先で、路地裏の小路で、偶然みつける綺麗な花が微笑んで、客席にいるわたしを歓迎してくれているかのように、作品の中に散りばめられたジャッキー・チェンらしい要素たちに、気付ければ気付けるほど目頭が熱くなります。エンディングロールをみていたら、もう涙がこぼれるのをどうしてもどーしても抑えきれませんでした。


例えば敵と戦うにしても殺せばいいというわけではない。時には助けたりしてしまうのがジャッキー・チェン作品です。そこに独自の道徳観も現れていてジャッキー・チェンらしい。これは意外に近年のアクション映画ではやっていない。ジャッキー・チェン作品ならではの展開と言えます。


長年、ジャッキー・チェンを観てきて本当に良かった。やっぱりジャッキー・チェンの映画はわたしの人生のご褒美であり、最高のプレゼントだとあらためて、しみじみ感じました。

これからまた、わたしも頑張って生きていけそうです!。元気なエネルギーをたくさんもらいました。ありがとう!ジャッキー・チェン!

ジャッキー・チェンはやっぱり英雄の中の英雄です。