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長いけど想いがあふれてしまったから聞いてください!!!!



わたしの人生のあらゆる場面や想いは松本隆さまの言葉、歌詞で出来ています、日本語のやさしさ、深さ、ひとの想いの繊細さ。たくさんのやわらかな光。


しょこたんかばー4アイドル編でカバーさせていただいた、原日出子さんの、約束という曲、大好きです。ぜひ聞いていただきたいし、さらに、絶対原曲聞いてください!!!!お願いです!!!!


1981年の曲で、生まれる前ということもあり、18歳くらいまで知らないまま、しかしある日突然出会いました。とにかく80年代の曲たちを集め、誰の曲かわからないままランダムにたくさんの曲を聞いていて
入れたことも知らないでいた約束がはじめてコンポから流れてきたときに、
ばばっ!!!!と振り向いてわなわな震えて、
こ、これは、この世界観、雰囲気は、絶対松本隆さまの歌詞だそうだそうにちがいない、と全身に衝撃が走ったのです。大袈裟でなく、それほど松本隆さまアンテナがびんびんでした。結果ビンゴ!!!!それから何度聞いたかわからないくらい愛する曲です。素敵すぎる!!!!

13歳で松田聖子さまと松本隆さまの歌詞の世界にはまりまくり、かっこよくて素敵な80年代に青春を過ごせなかったもう二度と行けない場所、もっともっと80年代と松本さまの歌詞を知りたい!という気持ちの毎日。

約束の歌詞、だいすきです。木綿のハンカチーフの大人バージョンのようにも感じられるせつない気持ち。
もう二度と戻れない、あの頃。


外は冬時雨、白い街
これが二杯目のウィスキーソーダ。
擦りきれたレコードが時の流れを歌う。


もうこれだけで松本隆ワールドぎゅんぎゅんで泣きながら転がりたいくらいさいこうです。2杯めのウィスキーソーダ!!!!この飲み物名がすでにあの頃感かもしまくり、冬時雨という単語と擦りきれたレコードで、レトロなお店の様子や、大人だけど純粋に待ちとまどう気持ちを押さえながらうつむく女性のせつなさが!!!!あふれてくる。トレンチコート着てる気がする。黒髪で、ゆるいウェーブ。赤いマニキュア。
情景がこんなにもすぐに浮かぶ圧倒的さ。すごすぎる。レコードの時代最強です。
風という単語が松本さまマジックにかかるとさまざまな毎回全然ちがう色、におい、温度になって吹き始める、これがまたすごい!!!!

いまは電話も簡単だし恋のはじまりや離れていてもメールがある。
だけどこの頃は、メールもない電話も家にしかない。ネットもない。いまの基準からすると圧倒的すれ違い。一体どうやってみんな恋をしていたのだろう、何倍も運命的だし難しいすれ違いがたくさんあったとおもう。
なにかの事情で会えなくても知る術も伝える術もないなんて。信じる心をもつ強さしか、なにもない。かっこいい!!!!

電話が鳴ってもでそびれたら、誰からかわからない。なんという!!!!

この女性は本当は強くみられて、しっかり一人でも生きてるとまわりからは見られているんでしょう、友達からそんな恋やめなさい、もっと近くにいい人いるわよ、などたくさん言われたんでしょう、だけどきっと友達に言われても
変えられないゆずれない気持ちと、あきらめかけてしまう心とのせめぎあいで、一人で泣きはらして、、、
知る手段がない、待つしかない、信じたい、苦しい、いろんなぐるぐる悩む葛藤。

だけど歌い方は透明感があってメロディも明るく優しい、だからせつない。歌詞もこんなにも妄想がふくらむのに、限られた文字数で松本ワールド全開で、叙情的。日本に生まれて良かったと心からおもったよ!!!!

約束、本当に名曲です!!!!電話もメールもなかったあの時代の恋のかたちを最高の素敵な宝箱にしまってあるようなそんな素敵な曲。松本さまがおっしゃったように、これから何十年たってからもずっと宝物。

松本隆さますごい!!!!