堀江由衣さんと言えば、声優の傍らアーティストとして活動している筆頭とも呼べる方でありますので、説明の必要は無いかと思われますが、復習がてら説明させていただきます。
近年の有名な作品ですと、とらドラ!の櫛枝実乃梨、咲-Saki-の福路美穂子、化物語の羽川翼、アニメ版のリトルバスターズ!の直枝理樹、そして、ゴールデンタイムの加賀香子役などが挙げられますね。
このアルバムにおいては8枚目のアルバム以降発売されたシングルが、自身が主人公を演じられたゴールデンタイムの1クールと2クール目におけるOP,EDとなっており、アルバムにおきましても重要な役割を果たしております。
ゴールデンタイムにおける楽曲は2014年アニソンランキング（詳細はコチラの記事をご参照の程）におきましても中川的に好評価で、クオリティの高い作品だっただけにこのアルバムの仕上がりが非常に楽しみではありました。
その一方で、この強力なシングルによってアルバムがシングルに引っ張られるだけのアルバムになってしまわないか。という気持ちもあり、多少の不安もありましたが、さてどうなったのでしょうか。
早速レビューしたいと思います。
1. プロローグ ~edge of the unknown～
2. The♡World's♡End
3. Stand Up!
4. Happy End
5. Sweet & Sweet CHERRY
6. ミステリー…
7. 半永久的に愛してよ♡
8. ほんのちょっと
9. Golden Time
10. この場所で
11. innocent note
12. Girl Friend
13. Garden
お気に入り曲:赤字
アルバムタイトルである「ワールドエンドの庭」ですが、ゴールデンタイム2クール目EDであり、このアルバムの2曲目にあたる超強力シングル「The♡World's♡End」から取られたものでまず間違いないと思います。
曲名の間にハートマークがついておりまして、コレ文字化けしたりするのであまり良くないんじゃないか。付けた意味はあるのか？と思っておりました。これにつきまして、堀江さんが作曲者に聞いたところ、可愛いから。だそうです。その理由、非常に良いと思います。
＃2はアルバムタイトルを付けた理由となるであろう楽曲。作中のキャラクターの加賀さんの複雑な気持ちを表したかのようなプログレッシブな一曲。なのに、一貫して堀江由衣ちゃんが可愛い。文句なしの素晴らしい一曲。
＃3はスマートフォンゲーム「白猫プロジェクト」といううのの主題歌らしいです。アルバムを買って知りました。ゲームの主題歌に相応しい爽やかな一曲。サビでは堀江さんらしさが良く出ててGood
＃4タイトル通りのアップテンポなポップナンバー。メロディーが非常に良い。ナタリーによると、ミスモノクロームからぶんどった曲だとか。その行動正解ですね。
＃5はゴールデンタイム1クール目のEDの楽曲。ここまでアップテンポの曲が続いていた分、しんみりと聞けます。堀江さん曰く、大学生良く聴くような着うた系の楽曲に仕立て上げたとのこと。確かにバックではDQNのワゴンRでよく聴くような重低音「ドゥングドゥング」言ってますよね。でも、堀江さんらしさが良くでている素晴らしい楽曲であることは間違いないと思います。
＃7はゴールデンタイム2クール目EDである曲。＃5と比べてED感はそんなに強くないものの、かなり良い曲。冒頭1分40秒までほぼソロで歌い、語りが入りますが、そこからは本当に堀江ワールド。ラストの「なーんてね！」は本当にたまらないです。このアルバムのベストトラックでしょう。
＃9はゴールデンタイム1クール目のOP。合いの手が入るタイプの、ライブでは絶対盛り上がるであろう楽曲。
＃11はロボットアニメや、バトル物のアニメなどの、いわゆる熱く燃えるアニメっぽい楽曲。このアルバムにおいてある意味異質ですね。
＃12はまた明るい堀江さんに戻ります。楽曲自体が凄く可愛らしく、堀江さんの魅力が伝わってきます。
＃13は今作を締めくくるに相応しいスローナンバー。堀江さん曰くバラードがあまり好きでないらしく、バラードらしいバラードではないが、バラード以上にぐっとくるものがあります。今作の＃2と同じくアルバムのタイトルナンバーです。
お気に入りじゃない曲が見つからない。というのがこのアルバムにおける率直な感想であります。1月の第1週目にして今年のベスト作品が一つ上がりました。
アルバムを通して、似通った曲が少ないというのも流石でしょうか。その上で魅力の詰まった楽曲がそろっています。本当に流石の出来です。
そこのお年玉の使い道に悩んでいる中学生。
成人祝いの使い道に困っている新成人。
こぞって買え。
明日から学校なのでレビュー更新率落ちます。
こいつ声優しか聞いてないのかよと思われてる頃だと思うので、次辺りJupiterの新譜行きます。
あと、昨年の発売三巻以内の漫画ランキングとか作ろうかと思います。
それでは