基礎工事中の
『下青島の家3』
コンクリートの打設を行いました。
打設前にまずは、コンクリート品質検査です。
外気温度14℃/試料温度19℃
空気量4.2%、塩化物量0.04
スランプ値19cmとなっていました。
えっ、19cm
18cmを指定しているのに・・・
コンクリートは、荷卸し時点のスランプ値を
指定するのが一般的です。
そこで工場は
運搬中のスランプ変化を見越して製造します。
でも状況により
その予測通りにならない場合もある訳です。
JISでもその誤差は
±2.5cmまで認められているので、
今回の場合は問題ありません。
事前に提出している
コンクリート配合計画書と同じであることを
設計事務所様様にも現場で確認していただき
打設スタートです。
もちろん
破壊試験用の供試体×6体も採取しています。
今回の呼び強度は27N/㎟でした。
呼び強度とは現場で生コンを発注する時に
指定する強度の略号です。
その強度はJIS A 5308で保証されています。
それを判定するのが
供試体の破壊試験なんです。
所定の材齢まで20±2℃で水中養生した
供試体の強度を測定します。
その判定基準は以下の通りとなっています。
①7日強度が呼び強度の85%以上である事。
②28日強度(3体の平均値)が呼び強度以上の値になる事。
もしも
試験の結果が①②をクリアしなかったら
どうなるんだろう
基礎を壊して作り直すのかな
なんて
心配はいりません。
経験上
呼び強度を上回る値が毎回出ていますから・・・
現場で荷卸し時点で強度の保証が出来るのが
レミコンの最大のメリットなんですね~
ちょっと難しい話になってしまいましたが
現場は型枠工事を終えて
明日は立ち上がりの打設予定
天気は晴れそうなので
ひと安心です。