移動中の新幹線の中や

 

子供が寝ているときに

 

本を読んでいます本

 

 

このまえ読み終えたのは

 

田部井政伸さんの『てっぺん』

 

 

 

言わずと知れた

 

世界で初めてエベレストに登頂した女性

 

田部井淳子さんの

 

旦那様による著作です。

 

 

お二人がどのようにして出会って

 

山と共に生きてきたか、

 

政伸さんがどのようにして

 

淳子さんのエベレスト登頂成功を支えたか、

 

など、とても興味深く読ませていただきました。

 

 

 

今でこそ登山ブームで、

 

人気の富士山富士山や高尾山などは

 

たくさんの人でごった返しています。

 

カラフルな服装をしたオシャレな女性たち

 

「山ガール」も多く見かけます。

 

 

私もお気楽な独り身だった数年前までは

 

ときどき登山を楽しんでいました大山

 

 

 

でも、淳子さんがエベレストに挑戦した1970年代には

 

女性で険しい山に登る人は少なく

 

いろいろと苦労も多かったようです。

 

 

奥様が世界一の山に挑んでいる間

 

旦那様は仕事をしながら

 

日本で家庭を守り

 

子供の世話をし

 

手紙で奥様を励まし続け・・・

 

と、献身的なサポートをする。

 

 

女性の社会進出が普通になった今の時代なら

 

あり得ることですが

 

そういったスタイルの夫婦は

 

当時、珍しかったでしょうね。

 

 

お互いに柔軟な考え方を持ち

 

お互いを尊重し合っている

 

すごく理想的なご夫婦だと思いました。

 

 

 

女性の多様な価値観を切り開いた

 

田部井淳子さんは

 

昨年、闘病の末に亡くなられましたが

 

最後まで人生を謳歌した

 

素敵な生き方だったということが

 

旦那様の文章から伝わってきます。

 

 

 

私もまた

 

山に登りたくなりましたほっこり音譜