昨日は第87回アカデミー賞の授賞式。

ムービープラスの番組で

その結果をお送りしました


映画に詳しい皆さんが一緒だったので

心強かったです





左から清藤秀人さん、立田敦子さん、私、

渡辺祥子さん、有村昆さん。


受賞作品だけではなく

ノミネート作品を深~く掘り下げて

近年のトレンドや映画の未来について

トークを展開しました。



ちなみに今年の主な受賞作品は以下のとおり。


作品賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

主演男優賞:エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』

主演女優賞:ジュリアン・ムーア『アリスのままで』

助演男優賞:J・K・シモンズ『セッション』

助演女優賞:パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』



作品賞は『バードマン』か『6才・・・』かと言われていましたが

私個人的な感想としては

まあまあ、順当な結果だったかなと思います。


『バードマン』は

撮影手法や演出方法が凝っていて

洗練されたカッコよさがあり

これぞ映画!という感じ。

主演のマイケル・キートンのパーソナルな魅力も加わって

誰が観ても楽しめるように思いました。


一方の『6才・・・』は

12年かけて同じ俳優さんたちで撮影していて

その成長の記録という長期的な挑戦。

ストーリーはフィクションなんですけどね。

とくに大きな事件が起こるわけでもなく淡々と進むし

3時間という長尺なので

観る人によっては退屈に感じるかも・・・。

リンクレーター監督はビフォアシリーズでも

同じ俳優さんで時間をかけて、という手法を使っているので

際立った新しさを感じない人もいたのかもしれませんね。

この映画にかけた12年(構想などを含めるとそれ以上)の歳月の重みが

どう評価されるかで意見が分かれそう。


私も観終わって「ん?」と思ってしまったけど

多くのシーンやセリフが印象に残っていて

ふとした時に思い出したり

あとからジワジワきています。



その他の映画についてもいろいろ書きたいですが

長くなってしまうので

またの機会に。


受賞作品は

日本ではこれから公開のものも多いので

是非劇場で堪能してくださ~い