この旅のメイン、石見銀山キラキラ


一口に「世界遺産・石見銀山」といっても

見どころは一ヶ所だけではないのです。


銀山の鉱山跡が点在する「銀山地区」

銀山で栄えた町並みが残る「大森地区」

銀山を管轄した代官たちの疲れを癒した「温泉津地区」

3つに分かれていて、けっこう広範囲にわたっています。



【銀山地区】


間歩(まぶ)と呼ばれる坑道の一部が公開されていて

中を見学できます。

ここで銀を掘り出していたんですね。




中は狭くて真っ暗。

当時はサザエの殻に油を入れ、火を灯したものを

明かりとして使っていたそうですメラメラ




坑道を掘る人、不要な石を運びだす人、湧き水を汲み出す人・・・。

当時の作業の様子が坑道の最後に絵巻で展示されていましたが

大変な労力だったことが伺えます。


今のように便利な機械も技術もない中で

知恵を絞り、時間をかけながら

地道に一歩一歩進んでいったことを思うと

ジーンとくるものがありますしょぼん



間歩見学を終えて、次の大森地区までは

精錬所跡や神社などが点在しています。

生憎の雨雨でしたが、なかなか来る機会もないので

傘を差しながらブラブラと散策することにしましたもみじ




【大森地区】


ずっと歩いていくと大森地区に入ります。

狭い地域の中で鉱山を営むために

武家も商家も入り混じっているのが特徴。


レトロな建物が落ち着いた雰囲気を醸し出していましたが

シルバーラッシュの頃は

大変な賑わいを見せていたんでしょうねアップ




【温泉津地区】


温泉津温泉温泉

「おんせんつおんせん」はてなマーク

いえいえ、「ゆのつおんせん」と読みます。


この情緒あふれる温泉街の宿に一泊しました。

ちなみに携帯ブログの「焼きいも寒天」は、ここで買いました焼きイモ




石見銀山は一目見て「おぉ~!」という感動があるような

派手でわかりやすい世界遺産ではありません。

「何故ここが世界遺産?」と思う方もいらっしゃるかも。


なので、ガイドブックに載っていた

石見銀山資料館・仲野館長の言葉の一部を掲載します。



(石見銀山は)大正12年の採掘終了とともに森に還りました。

自然を畏れ、大きな破壊を避ける。

日本のものづくりの原点のような近代以前の産業遺産が

まるごと山の中に保存されている。

そこに世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の

価値があるのです。



なるほど~えっと思いました。


これから石見銀山に行こうと計画している方がいらっしゃったら

このことを頭の片隅に入れておくといいかもしれませんひらめき電球