予兆 | 0.1%以下の希少がん ~妻の気管癌(腺様嚢胞癌)についての備忘録~

0.1%以下の希少がん ~妻の気管癌(腺様嚢胞癌)についての備忘録~

2016年4月15日。妻が36歳で腺様嚢胞癌と告知されました。
このブログはそんな病気とどう向き合って生きていくかを
綴っていきます。
希少がんということで同じ境遇の方々のご参考になれば幸いです。

事の始まりは妻がインフルエンザに患った時からでした。
 
■2016年2月
薬によりインフルエンザは治ったが、咳は続いていた。
 
だんだん咳の症状がひどくなり、色々な病院を巡ったが
アレルギー性からくるものとか、一時的なものとかで
咳止めやステロイドを飲んでいた。
 
■2016年3月
3月になっても一向におさまる気配がなく、むしろ咳のし過ぎで
呼吸困難になり普通に歩くことが困難となったため、
急遽大きな病院へ紹介されて夜間外来で診断を受けることになった。
 
担当の先生から「血液検査、レントゲン」を行いますと案内された
ので、またやるのかと思いつつ検査を受けた。
 
検査結果の説明で、先生から
 
「肺の下のほうが白っぽく映っています」
「これは肺炎です」
「血液検査の結果、細菌反応が強くでているため、
 細菌性の肺炎でしょう」
 
と説明された。
 
「え?嘘でしょ?」と妻
「4時間前に紹介される前の病院でレントゲンを受けた時は、
肺炎ではないと言っていたのになんで?」
 
この瞬間、もう二度とその病院には行くまいと誓った。
 
それと同時に、これまで何度も血液検査やレントゲンを
撮ったのになんで今まで気づかなかったんだろうと怒り
さえ感じた。
 
それから紹介された病院で治療を続けることになり、
これまでの経緯を先生に説明すると
「まず肺炎を治してから考えましょう」ということでした。
 
そのとおりだと思い、
まずは肺炎を治すべくもらった薬で経過観察した。