今、思い返すと不思議なことは多々あった。

たまたま、偶然、私が絶望的になっていて頭がおかしくなっているんだと思っていた。

でも、それでは片付けられないこともあり、はっきりわかることもあり...

何だろう?

何かいる?

見えないけど感じるこの感覚は?

と、私は目に見えない何かを追い求めるようになっていた。

そんな頃、ある夜中、キッチンで、カサカサ聞こえる。

あ、また子犬が入り込んだかな...

しばらく聞いていたが寝床に戻る足音が聞こえてこないので起き上がった。

薄暗い部屋からキッチンをのぞくと、誰もいない。

あれ?気のせい?

寝床のソファを見たら、そこで寝てる。

あれ?

その時、私は左肩をトントンされた。

びっくりして振り向くと、そこには

息子がいた...

私が固まると、毎朝の挨拶のように、ヨっ!って感じで手をあげた。

息子は私の左側からリビングのテーブルをくるりと回り、自分の席についた。

私は、パパーっと叫んで、息子がいたー。帰ってきてる!

今、いるー!と、言ったと思う。

息子が歩いてる姿は...

透けていた...

主人が起き上がる頃には、見えなくなっていた。

私は、何が、ヨっ!だよーと泣きながら息子に言った...

はっきり見えた、透けていたけど、着ていた服も、バックも持っている息子の姿を...

それは今でも、はっきり思い出せる。

その夜は眠れなかった。

ずっと、目を凝らしてあちこち見ていた。

不思議な気持ちになった。


2022/04/18 | miyukiのブログ



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