母は電話にすぐにでた。

泣かずに落ち着いて話そうとしても、なかなか言葉が出ない...

やっとの思いで、

「お母さん、落ち着いて聞いて。

あのね、息子が今朝、亡くなってしまったの」

母は、え?え?何?何?

何で?どうしたの?

何があったの?

嘘でしょ?

何何??と、パニックを起こしていたが、私が泣いてるので、

今から行くから、と、言ってくれた。

「今後のことが決まったら連絡するから、落ち着いて、妹をまってね」

そう伝えるのが精一杯だった。

間もなく、友達から電話がきた。

友達は自宅に向かうからと言ってくれ、葬儀から、あれこれとお世話になることになった。

そして、書類を受け取り、連れて来られたパトカーに乗り、警察署に連れていかれた。

パトカーから見る何度も通った道はいつもと変わらない...

変わったのは私たち家族だ...

そして警察署に着いた。


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