この舞台に立てた事でまたひとつ、
確信が持てた事があったので、
記しておこうと思いました。
素晴らしい写真の数々に
(撮影、穐田さま。ありがとうございました)
紙芝居が立派な芸能であることを
皆様に観てもらいたくて。
能舞台での紙芝居。
見劣りしないでしょう?
(と思うのは私だけかな?
いや違うと信じてる)
紙芝居には、それだけの力と価値がある。
私はずっと、それを言い続けて来た。
街頭から、ステージへ。
紙芝居というエンタテインメントを
底上げしたいと。
と前置きして。
春分の日=宇宙元旦の記念すべき日に
日本の芸能の原点とも言うべき
“能舞台”で披露出来たこと
個人的には
大きなステップだったと感じました。
ただ、パフォーマンス自体は、
自分が思う以上に難しかった。
能舞台は特別。
結界が張られているみたいな感覚。
もっとあれをやりたかった、
これも言いたかった…
と思うことはあれど。
ただ、この能舞台の特別な空間で
紙芝居が見映えしていて
少しホッとした部分もあったのです。
よかった。
紙芝居が、
日本舞踊や神楽舞、巫女舞、剣舞
演舞、浄瑠璃…一流の芸能と並べても
劣らない「芸能」のひとつである事が
伝わるのではないかと
頂いた写真を拝見して思ったのです。
この大きなステップを踏み出させてくださった、日舞花村流名取でもある舞踏家、
飯干未奈さん @rio_ensemblerose
共演してくださった
舞台役者さんであり演舞家、
青山郁彦さん @ikuhikoaoyama
相模里、神楽垣澤社中の神楽師
垣澤瑞貴さん @mizuki.kagura
ベリーダンスなどの舞踏と
神事神楽を合わせた
美しいヒメミコ舞の躍り手
公巫呼さん @qumico.bomba
素晴らしく、一流の芸能を担う皆様と
私のカミサマ紙芝居が、
同じ場所で同じ芸能として
皆様にお届け出来たこと
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
これからも、邁進していきます。
紙芝居のステージを上げる。
紙芝居を日本のentertainmentとして
もっと広げていく。
コロナ禍で紙芝居公演ができなくて
苦しい思いを沢山してきたけれど
この想いを絶対に消さなかった
それが、今回の公演に繋がった、
と私は思っています。
それでいいんだよ、とカミサマも
未奈さんをはじめ共演者の皆様も
だしてくれたのだと、
勝手に思っては手を合わせるのです。
世阿弥は言いました。
『芸能=花』だと。
『芸の風を花のように伝える』事が風姿花伝。
紙芝居も、その価値がある。
私はそれを、体現してみせる。
改めて誓えたのでした。
春分の日に。宇宙元旦に。
こんな大きな事を誓えた
それが、嬉しかった。
未奈さん、共演者の皆様、
共に公演を過ごした皆様、
観に来てくださったお客様、
本当にありがとうございました。
すんません長文で