大船と大船渡は、観音様でつながっている。そんな紙芝居で御霊を鎮める。 | 紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

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「古事記」「日本書紀」や仏様などをモチーフにしている、日本唯一の『カミサマ紙芝居師・ご当地紙芝居師。
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土曜日。

岩手県大船渡市復興支援

産業祭り「大船 to 大船渡」

の前夜祭ともいえる、

「御霊祭り」が、

大船の大船観音寺で開催されました。

 

私は、震災の時、大船渡で犠牲になった皆様の

御霊に祈りを捧げることをしたくて、

この「御霊祭」に参加させていただきました。

観音様を背負ってのステージですから、

勿論、

演目前と演目後は、

観音様に手を合わせて。

お客さんも一緒にお祈りしてくれました。

 
紙芝居の前は、観音経をあげる法要を。
厳かな空気の後の紙芝居なので、
とっても気合が入りました。
 
ということで様子を撮っていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
子ども達が、こんなに真剣に
紙芝居をみてくれていたんですね。
ありがとう。
 
 
 
で、タイトルのこと。
 
観音様って、形を自由自在に存在出来る仏様なんです。
女性にもなれるし男性にもなれるし、
性別を越えられる。
場所も越えられる。
大船観音寺の観音様は、
下半身が埋まっています。
 
あの日、震災の時も、
きっと、大地の揺れをダイレクトに感じたはずなんです。
 
お友達(かな?)の高徳院の大仏の事も
きっと心配してたはず。
そして、
大船渡にいらっしゃる「十一面観音」さまのことも
きっと心配してたはず。
大船渡の「十一面観音」さまは、
大船の観音様に助けを求めたはず。
 
大船観音様は、
「私はそちらにいけないかわりに、
大船の皆さんが、大船渡を助けるからね」
と言ってくれたと思うんです。
だからこその、今のつながりがあると思ってます。
 
そんな演目も、させていただきました。
ということで、
今日のタイトルとなったわけです。
私なりの
「大船 to 大船渡」は、
↓の絵です。
大船の観音さまは、
こうやって、土地に埋もれてるけど、
大きな心で、
町の人たちを見守っている。
そう思います。
 
素晴らしい空模様が続いています。
 
翌日の夕焼け空も、素晴らしかった。
 
 
土地でも空でも観音様でも、
遠い場所でも、繋がっている。
 
そんな思いで、御霊祭りでの紙芝居でした。
 
実行委員の皆様、
観音様の前での
ステージを用意してくださって、
ありがとうございました。