明治神宮の森は、国内外から集まった木と業の贈り物で創られた。”皆んな パズルのONEピース” | 紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

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「古事記」「日本書紀」や仏様などをモチーフにしている、日本唯一の『カミサマ紙芝居師・ご当地紙芝居師。
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さて、12月22日冬至の紙芝居のことを。

 

「ちいさいまつりin沖縄」応援イベントとして

明治神宮の紙芝居を、9年ぶりに演りました。

 

明治神宮の森は、

明治天皇をお祀りするのに相応しい森を作ろうと

人工的に創られた森。

計画書も作成し、プロジェクトが立ち上がり、

国内外から選りすぐりの木々や

職人が集まって創られた100年の森。

 

実は、冬至12月22日の朝陽が昇るライン上に

明治神宮の参道=森があるのだとか。

 

陰極まりて陽と転ずるにふさわしい日に

朝陽が昇るライン上にある明治神宮の

紙芝居させてもらえるなんて、

光栄でした🌈

 

9年前、まだまだ駆け出しで

絵もへったくれで

(今もへたっぴやけど💦)

まだまだ伝えることを

模索し続けていた時の

作品が、ここで花開く🌺✨とは。

勿論、一部描き直しましたよ。

 

ここで、ざっくり紹介させてください。

この豊かな明治神宮。

建立が決まったとき、代々木周辺は
こんな寂しい木しかなかった。
ここから、↑になったのには…
 
杜を創るための人々からの
ギフトがあったのです。
ということで、紙芝居のタイトルはコレ。
 
1912年、明治天皇の崩御。
 
明治天皇を祀りたい。
祀るお社を作ろう。
それに相応しい鎮守の森を作らなければ!
ということで、森林の専門家が呼び出され、
明治神宮100年の森プロジェクトが結成。
彼らは、森を只創るのではなく…
 
我々の先の世代、100年先もその先にずっと遺る
「永遠の森」を創ることに意味がある!
それには、3つの条件がある。
東京の気候に合う森であること。
人工の森から天然の森になること。
明治天皇を祭るにふさわしい森にすること。
こうして計画書が作られました。
そこには
永久ニ荘厳、神聖ナル林相
と書かれています=永遠の森、ということ。
この計画書によると、
明治神宮の森は4段階で、木を植えることにした。
最初は針葉樹。
次に広葉樹。
さらに広葉樹を植えていくと
先の針葉樹と先に植えた広葉樹が枯れていき、
新たな針葉樹が自然に生えてくる。
そして150年経てば、人間の手を使わずに
自然に森が出来る。
紙芝居師なっちゃん流に書くと、
こんな感じ!
「樹々たちが、永遠の森リレーの
 バトンを繋ぎ森を創っていく」
 
さて。この壮大な森を創るには
私たちの力では足りない!
植えるにふさわしい木と、
植えてくれる職人さんを、全国から募集したのです。
すると!!!
全国各地から職人さん、青年団などが
我先にと集まり、
林業の皆さんは
「自分たちの木を使ってほしい」
と立ち上がったのです。
その数、述べ11万人。
 
樹々は全国から、更には
韓国、中国、ロシア、タイからも集まり
350種類、12万本あまり。
こ~~んなに沢山の人たちと木々が集まって、
明治神宮の森が出来上がったのです。
という、お話でした。
私は、この絵で結びました。↓
これは、9年前には思いつかず、
今だから描けた1枚です。
明治神宮の森を、虹の向こうから見てくれている
明治時代の先人たち。
きっとお空の上で、時空を越えて
先人たちは私たちを見守ってくれていると
思えてならないのです。
明治神宮に行くと、なきそうになります。
↑の絵のように、100年前の人たちが
遺してくれたのだなぁと、思い馳せると。
 

そして優花ちゃんが、

明治神宮の森の由縁のお話と、

「ちいさいまつり」のお話を

ブログに書いてくれてるのです😂✨

嬉しいね~。

 

優花ちゃん、明治神宮の紙芝居

紹介してくれて、ありがとう。

 

明治神宮100年の森の紙芝居上演の後

優花ちゃんから聞きました。

奈良の東大寺大仏建立のお話と共通していると。

天変地異が続いた奈良時代。

この荒れた世の中を鎮めるために、
東大寺の大仏を建立することになったと。

でも、天皇自らの指令ではなく、

市民の意思による建立する必要があったのだと。

天皇自らの権力で集めるのは意味がないのだと。

 

それで、

大仏造立に参加したい人は、

自分のできる形で参加したのだと。

 

以下、優花ちゃんのブログより引用。

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お金を出す人だったり、

資材を提供する人だったり、

資材を掘る人、運ぶ人

大工さん、大工に食物を提供する人

料理する人、働く人のマッサージする人

 

「大仏を造るぞ」

「大仏造りに関わると縁起がいいぞ」

という想いは祈りに転化します”

 

身分関係なく、

「大仏を造る」「大仏を造ることで平和になる」

を目指して

1つの祈りの形を具現化させたものでした。

==========================

 

そうだったんだ!!!

明治神宮の森が作られた時の、

皆の動きとおんなじや!!

知らなかった。
 
奈良の大仏も、明治神宮も、祈りの場。
祈りの場を、私たちのご先祖様が作ったんだよね。
すごいことだなぁ。
 
改めて、この『明治神宮100年の森』
の紙芝居、よみがえらせられてよかった。
優花ちゃん、そしてちいさいまつりのメンバーの皆さん。
ありがとうございます🌈
 
勿論ワタクシ、
出演します!
本当に、光栄です。