SAKA-SAMA 2018.10.05 @ 新宿タワーレコード(シングル「寿司でぃ・ないと・ふぃーばー!!」発売記念インストアイベント)



セットリスト:
リハーサル
物語はいつも

本ステージ
1. 物語はいつも
2. 寿司でぃ・ないと・ふぃーばー!!
3. ね、そうでしょ!
4. さよなら、アイドル
5. 終わりから
6. 朝日のようにさわやかに


リハーサルに衣装を着けたメンバー登場、マイクを順番にテストしていきます。今日の衣装はCDジャケットのチャイナ服モチーフのものではなく、赤とグレーを使った60年代SFテイストのもの。まひるんさん「あーあーあー」、両側に黄色と黄緑チャーム、赤のピアス。まし子さん「あー」、お下げツインテールを輪っかにして、水色を帯びた透明のチャームで留めています。ミ米ミさん、4番マイク、髪がメンバーで一番茶色を帯びています、両側にハートの形、赤の、金属線らしきイヤリング。まーなさん、5番マイク、ポニーテールをベージュのサテンのリボンで留めています、スワロフスキー調の白く光るピアス。つつみさん、6番マイク、ハーフアップ。たまごさん、7番マイク、ツインテール。ここねんさん、頭のてっぺんに水色のチャームを付けて、髪は結ったりしてはいません。
ここねんさん「SAKA-SAMA、公開リハーサル、よろしくお願いします!」、はじまったのは「物語はいつも」、これは今回発売になったCDの二曲目ですね。
ステージは間口が一間半、奥行きが一間と狭いのですが、SAKA-SAMAはメンバー同士がぶつかることもなく、うまく使いこなしています。みな軽めに歌い、またマイクの音量を抑えているため仮舞台から足音が強く響きます、レッスンでカウントで踊るのを見ているような、そんな感じがします。運営のかたが手を振って合図すると、曲途中で終わりになります。
ここねんさん「これで公開リハーサル…よろしくお願いします。このあと本編もよろしくお願いします。メンバー退場、愛嬌たっぷりに客席に手を振って去るたまごさん。

さて本ステージ。いつものここねんさんの呼びかけに「Lo-Fi!」と応えるメンバーの声。上手から、つつみさん、たまごさん、ここねんさん、ミ米ミさん、まーなさん、まし子さん、まひるんさんの順に登場し、三列のフォーメーションを形作ります。
一曲目はリハーサルと同じ「物語はいつも」、インストアだけあって遠慮があるというか、大きな声を出したりして中止になるのを怖れるのでしょう、低く抑揚のない声で観客から声が掛かるのが、なんとなくお経のように思えておかしい。
まし子さんを見て「こんなにスカート短かったっけ?」と思ったのですが、いままでこの衣装でのライブを見たのは平場のステージであることが多かったせいなのかな、つまり、スカートの長さを意識することがなかったのですね、短めのサイレングスはほとんどミニスカートという感じです。

二曲目はいきなりCDのタイトル曲「寿司でぃ・ないと・ふぃーばー!!」がはじまります。広いとは言えないステージですが、混乱することなく歌い踊るSAKA-SAMA。

MC、ここねんさん「ありがとうございます!」、一列に並んだメンバーが自己紹介、7人だとギリギリ間口一杯に立てる感じですね。「わたしたち、Lo-Fi ドリームポップアイドル…」の挨拶はいつも通り。
「今日は『寿司でぃ・ないと・ふぃーばー!!』の発売記念インストアにお越しいただいてありがとうございます!」とたまごさん、雨のなかをたくさんの来場者が集まってくれたことに感謝します。今の二曲はCDに収録されているとつつみさん。タワレコ20周年を祝い、「わたしたちSAKA-SAMAも20周年」を目指す、と、観客を笑わせるまーなさん。タワーレコードでの次のインストアが決定したとミ米ミさん。

みながMCを務めているあいだ、上手に下がって髪を直していたまし子さん、無事センターに復帰して「はい、どんどん盛り上がって行きましょう!次の曲、聞いてください、『ね、そうでしょ!』」、三曲目「ね、そうでしょ!」これは里咲りさ社長の作品で、今回の直前に出たCD「さよなら、アイドル」の収録曲ですね。メジャーアイドルを意識したのかなという振り付けを難なくこなすSAKA-SAMA。

つづいて四曲目「さよなら、アイドル」、今回のCDには先日WWWで開催されたセカンドワンマンから、作者の里咲りさ社長を交えてのライブテイクが収録されています。横一列になって体を揺らすメンバー。
メンバーみな顔が上気しているのに気付きます、暑いのか、それともインストアの緊張あるいは高揚ゆえか。
ミ米ミさんたまごさんつつみさんの歌う「さよならなんて」、ここねんさんまし子さんまひるんさんまーなさんの歌う「きっとどこかで」、いずれも切実さを感じさせる歌唱です、ライブアイドルにとって他人事ではない曲なのですね。他人事でないと言えば、「まだ…つないでよ」と歌うまひるんさんは、完全に素で歌っていますね。
続く「さよならなんて」を歌うまし子さん、歌に力が入りますが、以前のように、泣いているのかなと思わせるような表情は見せません、ライブアイドルを演じ続けることへの思いが定まったのかな。

イントロ、「終わりから」、寝ているポーズから始まりますが、この曲が夢の中の出来事であることを示しているのでしょうか。
腕を寄せ合って波の満ち引きを表現するかのようなポーズ、今日のインストアではふだんのような照明の効果はまったく存在しませんが、フラットな照明のもとで演じられていることを意識させないSAKA-SAMA。
両手をゆっくり開く所作で終わり。

これで終わりかな、と思っていると、イントロが鳴ってからフォーメーションを取るメンバー、六曲目「朝日のようにさわやかに」、この曲はCDでもライブバージョンが巻末に収められているので、今日のインストアでも最後にやってくれたのでしょうか。ラスト曲だけあって観客からのコールもほぼ普段並み、ここねんさんも「行くよ!」と声を掛けます。最初に記したように今日のステージは7人編成のSAKA-SAMAにとっては決して広くないのですが、インストアが無事終了しつつある安心もあってでしょうか、普段の訓練の成果であろうスムースな動きを見せつつ、笑顔いっぱいに歌い踊るSAKA-SAMA。ラストのキメ。

ここねんさん「ありがとうございます!ありがとうございます、以上わたしたち!Lo-Fiドリームポップアイドル!SAKA-SAMAです!ありがとうございます!」、全員で礼、退場まぎわに客席に手を振るたまごさん、客席に一礼するミ米ミさん、やはり手を振って去るまひるんさん、まし子さん。

というわけで、新作シングル「寿司でぃ・ないと・ふぃーばー!!」の発売記念イベント、第一回でした。
CD発売おめでとうございます、SAKA-SAMAのみなさん、TRASH-UP!!のみなさん。