電影と少年CQ 2018.06.16 @ 青山月見ル君想フ(ekoms presents 「BABY BABY BABY vol.5」)


今日の電影と少年CQは夏目漱石の「吾輩は猫である」をモチーフにしたお話し。
先日のゆっきゅん生誕で披露された新衣装の二人。
6つに分かれたチャプターで演じられるストーリーは、ルアンさんが死にそうな女の子、ゆっきゅんさんが猫。ゆっきゅんさん演じる猫は人間世界を覗きたくなり、人間の姿でしばし生きます。人間になった猫は、ルアンさん演じる女の子にピストルを突き付けられて奉仕を求められたりのあと、最後には猫に戻るのですが、人間世界の自由さを懐かしみつつ亡くなります。聴き取りあるいは理解が間違っているかもしれませんが、このようなストーリーと見て取りました。
月見ル君想フのステージの背景に設置された月をルアンさんとゆっきゅんさんが眺めるラストシーン、会場を台本が活かしていて素晴らしいと思いましたが、今日の白眉はチャプター2で歌い踊られた「freaky, freaky, freaky, freaky」だったと感じます。
まったく隙のない歌と踊りを見せてくれるルアンさんとゆっきゅんさん、この曲に限らず、電影と少年CQは瞬間を永遠にしてくれる、時間を結晶化して示してくれるアイドルさんだなと思いました。時間の結晶化=映画、ということで、映画をテーマとする電影と少年CQはグループみずからが映画なのですね。演じる側と見る側が流れていくお互いの時間を、瞬間の連続を、永遠とするグループ。

他にはないコンセプトとパフォーマンスの電影と少年CQ、どこか映画祭で呼んでくれないものでしょうか、もし外国の映画祭でパフォーマンス出来たなら、一気に大きな評判を取れるのじゃないかとさえ思います…そんな夢をファンに与えてくれる、それこそが電影と少年CQらしさなのかもしれませんね。
いままであまり熱心に見て来なかったのが残念至極に思える、今日の電影と少年CQでした。