あヴぁんだんど 2016.11.13 @ 新宿ロフトバー

 


セットリスト:
1. 文鳥
2. さいごのクリスマス
3. あヴぁんだんど(funny bossa mix)
4. 点滅ばいばい
5. I AM ア 人間
6. Secret Party
7. てのひら
8. ヴぁんでぃっつ!!!

 


朝8時半からのライブ(!)ということですがあヴぁんだんどの出番は9時55分から。前の出番のアイドルさんが巻いて終わったということですが定時に始めるべく待機中のところに到着。


ピチカートのSEなしにいきなりイントロ、はじまったのは「文鳥」でした。メンバーは制服、べにさんはポニーテールに赤い髪飾りはどこか和服につけるものであるかのようなニュアンス。夏季さんは短めのツインテール、右側にひまわりのパッチン留め、左手首に黄色の数珠、今日は数珠を身に付けているのは夏季さんだけですね。こたおさんは左に星のチャームを付けた細い三つ編みを垂らしています。
べにさん「みなさん、おはようございます!あヴぁんだんど、です!楽しんでいきましょう!」
手を回す振りのところでマイクに手が当たったのでしょう、大きなノイズ。
ラストのガチ恋は夏季さん宛て。

 

二曲目「さいごのクリスマス」、メンバーの足元をみるとべにさんだけ黒のストラップシューズ、あとの二人はテーマカラーのトウのついた上履きです。そのべにさんはランドセルに飛行機で使うような首に巻く枕、マリメッコみたいな柄ですがあとで伺うと百円ショップのものだとか。こたおさんは赤ちゃんをくるんだようなぬいぐるみを持っていますが、これもあとで伺うと彼女がフランスにいた幼少時代の持ち物なのだとか。手や唇が実に精妙に動く代物でした。
べにさん「朝だ!みんなで一緒に!」、手を振る振り。

 

つづく三曲目は「あヴぁんだんど(funny bossa mix)」、べにさんにプロポーズする夏季さんとこたおさん、結局振られる夏季さん。
べにさんのソロのバックで夏季さんは縦笛、こたおさんはドラムス、ソロ終わったべにさんはキーボードを弾く振り。
大きな空間を前提とする振りであるがゆえに、広いとはいえない会場がすこしもせせこましく感じません。この曲ラストのチャイムは今回は省略されたようです。

「ありがとうございます!うさべにです!」「夏季です!」「こたおです!」「わたしたち、あヴぁんだんど、です!」、もはや、見捨てられたアイドル、ではないのですね。
夏季さん「みなさん!起きていますか!」、こたおさん「べにちゃん、寝ちゃった」、先の枕を首に付けているべにさん。

 

こたおさん「次の曲、聞いてください、点滅ばいばい」
四曲目は「点滅ばいばい」、ピルエットのときにさりげなくスカートを押さえるべにさん。

 

五曲目は「I AM ア 人間」、べにさんはイントロというか歌に入るまえ、白目や寄り目をしてみせます。

 

六曲目「Secret Party」、べにさんが挨拶をされますが内容が聞き取れません。
イモ欽トリオへのオマージュパート、他の二人の争いをみて困った様子を見せたかと思うとその二人にパンチを入れられる夏季さん、殴られたあとで歯をこすったり、唇から出血したらしき様子を示したり、なかなか芸が細かいです。このパートの夏季さんを見ていると、彼女に演技する機会を与えたいものだなあと思いますね。夏季さんがべにさんを許し、さらにこたおさんをも許し、そしてべにさんとこたおさんも和解して見せます。
こたおさんの持ち物である、さきに言及した人形をさしあげてみせるべにさん。
ラストは三人のエアギター。

 

次は最近珍しい「てのひら」です。べにさん「もりあがって行きましょう!」
まちがいなくあヴぁんだんどの代表曲の一つでありながら旧運営の手になるこの曲を演ずるのはメンバーにとっては気が進まないのかもしれません、ですけれども観客としてはやはり嬉しいこの曲、メンバーとしても、ファンの期待に応えるというところで自分たちを納得させての今日のパフォーマンスだったのかもしれないな、という雰囲気を感じつつも、やはりこの曲でのヲタク諸氏のもり上がりかたは別格です。
べにさん「甘噛みモーニングコール、まだまだ行くよ!」
「…唱えて」で舌を出すべにさん。

 

八曲目「ヴぁんでぃっつ!!!」、べにさん「最後の曲です!みんな、朝早くから、ありがとうございました!」、べにさんはいつのまにかランドセルを外していますが、「てのひら」の前から外していたのだったでしょうか?
「最後には笑うんだ!」を、単なる歌詞ではなく、べにさん自身の叫びとして、わたくしは受け止めました。叫びといえば、ラストの「贈る賛歌!」もまた、メンバー三人の、メンバー自身の、叫びだったと思います。

 

曲が終わるやいなや「以上わたしたち!あヴぁんだんど、でした!ありがとうございました!」
ヲタク諸氏の「やっぱ、あヴぁんだんど、だなー!」「だなー!」も、お約束を超えたヲタク諸氏の叫びだったのでしょうか。

 

二日連続のあヴぁんだんど、どちらのライブも大変充実していました。