あヴぁんだんど 2015.02.22 @ 渋谷grande(第二部)
(ハウプトハルモニー主催公演『Kindergarten-小川花生誕祭-』)


セットリスト:
1.あヴぁんだんど
2.DBxPG
3.Feedback Friday(新曲)
4.てのひら


メンバーの顔Tを身に付けた観客が最前に並んでいる様子。
可愛らしい主催者の方達のご挨拶、「せーの、お願いします!」
ピチカートのSE、観客から「待ってました!」の声。
「ヴぁー!」とメンバー登場。第二部=午後の部のメンバーはフルメンバーの五人、東雲好、星なゆた、小日向夏季、宇佐蔵べに、南実あんず。以下お名前はファーストネームで記します。
メンバーはTシャツ姿、あんずさんとなゆたさんはグレー、他は黒地。
好さんが客席にご自分の顔Tのお客さんを見つけたらしく「紫!」とおっしゃったのはTシャツにご自分のテーマカラー紫をあしらっているからですね。べにさんが「シャンデリア」と客席の豪華さを口にします。


一曲目「あヴぁんだんど」、好さん「みなさんこんにちは『あヴぁんだんど』でーす!」といつものように元気に。歌はべにさんからあんずさんへ。あんずさんのヘアはブラウンで肩の下くらいまで、編み込みを混じえて、白の小さなリボンを装飾にしています。ボトムスは柄入りのシフォン、ミニスカート。べにさんを中心にステージ上でサークルモッシュ、中心は好さんへと変わります。客席でもサークルモッシュ。なゆたさんの「サンキュー!」で曲終わり、なゆたさん「回ったよね」、べにさん「回った」


すぐに二曲目「DBxPG」、夏季さんのソロの後、メンバーが二人と三人、グレーと黒のTシャツの組に舞台の左右に分かれて「あのこが欲しい」みたいに足をまえに蹴り出すところがあるのですがあんずさんが本気で蹴りを入れていたような…?
舞台奥で行われる縄跳びで縄を跳ぶのは好さんとなゆたさん。


曲終わって第一部と異なり普段通りの自己紹介、と思いきやべにさんに続くなゆたさんはいつもは数を数えるのですが「パニックパムポップ(?)」とかなんとか唱えたあとでいつもの数数えに。客席にいらした水色(=なゆたさんのテーマカラー)顔Tシャツの観客を指さして。あんずさんいつもはあんず投げている、「忘れた、チクショー」と足踏みすると他のメンバーが地響きでということでしょう跳び上がるリアクション、客席でもやっているお客さんがいます。夏季さんの自己紹介のあと「なっちゃーん!」と遅れ気味に客席から歓声が上がったのを「わたしなっちゃんじゃないです笑」と受けた好さん。

メンバーでクラッカーを鳴らします。
べにさん「今日は花ちゃんの生誕祭に呼んでいただいてありがとうございます!」
好さん「『ハウプトハルモニー』大好きなんですよ!」

クラッカーの残骸をべにさんのランドセルに入れてしまったと好さん、続いて「次の曲は先ほど披露した新曲です。温かい目で見てください、『Feedback Friday』」


三曲目「Feedback Friday」は当日第一部(午前の部)で初披露された新曲です。第一部ではあんずさんが交通事情で欠席でしたのでフルメンバーでの歌唱はこれが初演ですね。
アイドルの世界を描いた曲と思われます。アイドルになる前、アイドルとしての生活、しかしより新しいアイドルに乗り越えられてしまう、それでもアイドルとして生きてゆく。そんな姿を描いているのではないかと思います。Rise and fall of an idol.
夏季さんとあんずさんが鏡の枠を手足で形作るその両面にべにさんとなゆたさん。寝ていたのが起き上がって布団に見立てたのであろうタオルを客席に放り投げるなゆたさん、夢見すぎて寝坊したということなのでしょうか。
鏡を見ていた少女はやがて鏡を通り抜けてアイドルの世界に身を投じます。スターになった後のアイドルの姿を描いているのであろう、舞台のそこここで別の情景が描かれる重層的な振り付け、この曲に限らずあヴぁんだんどの振り付けは全て、べにさんこと宇佐蔵べにさんの手になるものです。アイドルに握手をもとめるあんずさん、照れるアイドルべにさん。
シーン変わって床にうつぶせになるべにさんに片足をかけて歌う好さん、もしかしたらアイドルの世代交代を表す振りだったのでしょうか。
引き続いて五人が横並びに腕を組んで。人差し指を上にあげて振り回す振り、観客はフロアでサークルモッシュ。「トゥルットゥル」というスキャットがルー・リードのヒット曲を思い起こさせますがラスト、観客に背を向けて右手のこぶしを突き上げる五人の姿からはトリビュートまたはリスペクト、オマージュと解釈される曲調も相まって、ワイルドサイドをアイドルとして生きようとの決意表明であると解釈いたしました。


好さん「ラスト!」、四曲目「てのひら」、黄色や紫、青の照明。「おい!」とべにさん、「せーの!」と好さん。
わたくしの見るところあヴぁんだんどのライブでの最も美しい瞬間の一つであるこの曲での夏季さんのリフトシーンでは客席でもリフトが行われ夏季さんと対峙します。このリフトの時マイクかなにかが顔に当たったのでしょうか、夏季さんの左足側を支えるべにさんがちょっと痛そうなお顔。
全員が客前に出るシーン、べにさんがほとんどリフトされた後メンバーはいったん引っ込みますがべにさんは再び客前へ、ほとんど客席に乗り出さんばかりです。
なゆたさんもオーラスの「見つけてほしいよ」の前のところで頑張って客前に出ます、わたくしが最初にあヴぁんだんどを観たMarzでべにさんが、なゆたさんが前に出られるようになったと喜んでいたところでしょうか。


好さん「ステージどうだったかな」、ライブ告知、なゆたさんが作った寒天なんとかが物販でもらえるとアナウンス、タオルを身にまとうなゆたさん。


あいさつに続いて「せーの、やっぱ『あヴぁんだんど』だなー!」とフロアからの雄叫び。「ありがとうございましたー!」とオタク諸氏同士のご挨拶。他の現場を知りませんがあヴぁんだんどのライブでのお客さん達=オタク諸氏はとてもステージに協力的な、礼儀正しい方たちのように思えます。


見るたびに熱くなってゆくかのごときグループ、ハードな新曲を交えてのあヴぁんだんどのステージでした。