当日は笹口騒音ハーモニカのライブが三鷹おんがくのじかんで開催されていたのですが間に合わず、こちらに出席いたしました。

現在のところバンドにとってメインのライブ会場であるらしき立川バベルでの「赤い公園」です。

先日の新宿レッドクロスで歌われた以上に激しい歌唱をボーカルが聴かせた「ふやける」をラストに、圧倒的なステージでした。

セットリスト:

急げ
よなよな
潤いの人
副流煙
ナルコレプシー
はてな
ふやける

※セットリストの不明点につきドラムスの歌川さんにご教示いただきました。歌川さん、ありがとうございました。

メンバーの服装は前回と同様で全員白ずくめ。スモーク。赤いライト。大音響のSE。ドラムス。「『赤い公園』です。よろしくお願いします」。一曲目「急げ」。

「ありがとうございます」。ドラムスから二曲目「よなよな」。チャーミングなナンバーです。SEを残して終わり。

SEがゴボゴボという音に変わり、ドラムスから三曲目「潤いの人」。足指でリズムを取るベース。キーボードを弾くボーカル。断ち切るように終わり。

四曲目、ギターのアルペジオ、ボーカルのトライアングル、期待してか客席が静まる長めのイントロから「副流煙」。マイクに食いつくようなボーカル。ワルツ。汚れていくこと、汚されていくことに立ち向かう、たった一人で立ち向かう、若い女性の孤独。女子ならではの感性ですね。

五曲目「ナルコレプシー」。ギターのコーラス。

六曲目「はてな」。

「ありがとうございます。『赤い公園』です」、6月の企画の話。「えっと、水を飲みます、水じゃなくてショウガ紅茶。こころが落ち込みやすいひとは良いらしいですよ、ショウガ紅茶」。HPが変わったのでチェックをと言う際「PC(ピーシー)」と発音したら客席から笑いが出たため「パソコン」と言い直します。

「じゃあ、最後の曲です」、七曲目「ふやける」、開幕から「ふやける」「やめてよ」「とめてよ」というボーカルの叫びが、叫びすぎかもしれないほどに。先ほどの「副流煙」もそうですが、自分が変わっていく、変わらされていくことへの強い嫌悪が歌われていると感じられます。これは女性には圧倒的に支持されるものの、男性には理解の難しい、容易にはついて行けない世界、こころの働きかも知れません。暴れまくるギター。アクションの大きいベース。「ふやける」「ふやける」「やめてよ」「とめてよ」というボーカルの叫びは怖いくらいです。ギターとベースは内股、マイク前に棒立ちのボーカル。客席にライトが向けられ終了。「ありがとうございました」。

女性ならではの感性をあふれんばかりに見せてくれる「赤い公園」。次のライブが楽しみです。