下北沢threeで夜の夢(バンド名です)を聴きました。
今回の太平洋不知火楽団の企画にはいくつかのバンドが出演しましたが、オープニング・アクトに続いて演奏したギター&ボーカル(男性)とドラム、ボーカル&ピアニカ(女性)の二人組が夜の夢です。
放り出すようなボーカル、かきむしるギター。こういう例えかたは不適切である可能性がありかつバンドに失礼になりかねないと承知の上で言うなら、七十年代の終わりから八十年代の初めにかけてニューヨーク・パンク・シーンで活躍した「DNA」というバンドを連想しました。ブライアン・イーノがプロデュースした「NO NEW YORK」というニューヨーク・パンクの歴史的名盤であるオムニバスに数曲納められたバンドですが、そちらはギター(アート・リンゼイ)、キーボード、ドラムのトリオだったと思います。そういえばDNAのドラムも女性でしたね(日本人のモリ・イクエさん。同時期にニューヨークに居てパンク・シーンに関わった日本人には、やがて帰国してフリクションを結成することになるRECKさんやヒゲさんがいました)。
さて夜の夢、ドラムが自ら「空気をあえて読まないKY」と称するなどなかなか一筋縄でいかないであろう人たちですが、サウンドにも詞にも奇妙に魅力のあるバンドで、また聴いてみたいな、と思いました。


参考URL: 夜の夢onWeb
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