中日、そう今日はお彼岸の中日です。
春分の日を中心に前後3日間を御彼岸といいます。
御彼岸の詳しい説明は、「御彼岸 説明」かなんかでググってください。
中日、といってもドラゴンズではありません。
当山では、毎年3月21日に「お正御影供」で「一座土砂加持法会」を行います。
御影供は、弘法大師空海様が3月21日に高野山奥の院に御入定されたことにちなんで、毎月21日に弘法大師様の御影(おみえ、お姿)を荘厳(かざって)して、お守りくださるお礼と、御大師様の威徳を忍ぶ法会を行うのですが、3月を特別に正御影供、それに丁寧に「お」をつけて「お正御影供」を行います。だから、当山の御彼岸の法会は、毎年中日におこなうのではありません。
そんな話はおいといて、今年の土砂加持法会は、宮井井結衆の檀家さん、信者さんのお宅の供養と、東北関東大震災で尊い命を失った皆さんやニュージーランド地震で尊い命を失った皆さん、民主化の流れに犠牲になった皆さんの供養とでいつも以上に力の入った法会だったと自分では思います。
さて、土砂加持法会は、砂一粒一粒が仏舎利であると考え、光明真言という真言で加持する法会です。その砂の威力は、亡者を地獄から救い出すほどの力があるとされ、お墓に散布したり、家の四隅に散布したりするのです。
そんな威力のある砂を加持するときの本尊様は、この曼荼羅。
「光明真言曼荼羅」です
ウィキペディアによると、この曼荼羅のもとになる光明真言は、
不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言(不空訳)」によれば、以下の功徳・利益が説かれる。
- 過去の一切十悪五逆四重諸罪や、一切の罪障を除滅する。
- 十悪五逆四重諸罪によって、地獄・餓鬼・修羅に生まれ変わった死者に対し、光明を及ぼして諸罪を除き、西方極楽国土に往かせる。
- 先世の業の報いによる病人に対し、宿業と病障を除滅する。
と説明されています。
すごくパワーのある真言、曼荼羅、お土砂なのです。