46年ぶりの皆既日食をテレビで見ました。
天気が悪くて見れないよと子供にも話していたのですが、驚くなかれ
夜のように真っ暗になるシーンは、驚きと感動のシーンであります。
46年前は、日本はどうだったんでしょうか。
高度成長期の中で夢と希望に満ち溢れた日本人が、戦争の痛手も
忘れてアメリカにも負けない豊かな日本を目指して頑張っていたでしょう。
国民全員が夢を見て頑張った結果が日本の繁栄につながりました。
しかし、46年ぶりの皆既日食の今、日本は豊かになったのでしょうか。
経済はバブル崩壊の時代より酷く世界経済も最悪で政治も混乱し
夢をもてない子供達と老後に不安を抱える人々を多く抱える日本の
将来は、はたしてまた訪れる46年後の皆既日食の時代には、どうなって
いるのでしょか。
46年前の時代に努力をしてきた団塊の人達のお陰で豊かにはなりましたが、
お金で買えない何かを日本人は忘れた結果、日本人としての誇りを今の国民
は忘れてしまいました。その結果教育が崩壊し団塊の世代の親達で甘やかさ
れて育った今を背負う世代の人達がおかしな価値観を作りあげてしまいました。
今の政治家の酷さは、甘やかされて育った2世政治家の多さも影響してます。
暗い話しばかりですが、それほど日本の将来は明るい物が見えず景気回復が
本当に訪れるのか不安でなりません。製造系ももどったしても7割でしょうし、
トヨタのような過剰投資をしてきた企業のリスクは当面解決はできないでしょう。
景気が良くなっても正社員を雇うリスクは企業は背負わないでしょうし、民主党
が掲げる派遣改正は、ますます日本からの雇用を奪い製造系問わず海外に
活動の場を移して行くでしょう。
毎日毎日世の経営者は未来について問いただしているでしょう。
過去の経験が生きないほど酷い状況の中でどう企業を導いていくのか、毎日
毎日悩み苦しんでいるでしょう。特に我々のような中小企業はすがる物がない
状況で考えると本当に厳しい。銀行も資金を貸さない時代の厳しさは辛いですね。
「もっと経費を締めてお金を貯めておけばよかった」
「贅沢しなければ良かった」
「経営にもっと厳しくしなければならなかった」
厳しい時代に入るときこそ、普段のおこないがでるのでしょうか。
先輩企業の社長さんがよく私に言っていた言葉
「もっとケチに経営しろ」
「贅沢はするな質素に生きろ」
確かにその通りにしていたら違ったでしょうね。
その我慢する厳しさがないと本当の成功者にはなれないのかと思います。
経営者って孤独で本当に辛い仕事ですね。