↑こちらのブログの続きです

告知しない方がおっしゃる

代表的なものに


「愛情たっぷりに育てるので

告知はしません」

「こどもの幸せを考えて告知は

しません」

とおっしゃる方がいますが


これは危険な考え方です


お母さんはあなたのことが大好き

だから◯◯してね!

お母さんはあなたのことが大好き

だから強く生きていってね!


このように愛情を「たて」にして

こどもを支配することは非常に危険です


こどもの幸せのためにと言っても

何を幸せだと思うかはこどもが 

決めることなんです


何故、生まれる前から幸せを

決められてしまうのでしょうか?

厳しい言い方をしますと


こどもの権利侵害です…


こどもを自分の都合に

合わせるために愛情を持ち出すことは

とても危険な考えです


「栄養バランスを考えて食べないと

病気になるよ」

「勉強は自分のためにするもの

なんだよ」


↑このような場合とは違って

「出自」については

親が一方的な価値観を押し付ける

ことはとても危険なのです…


後々の親子関係にも影響します

ここからとっても大事な話を

しますね


「あなたの幸せのため」は

幼児のうちしか通用しないのです

小学生になれば少しずつ世の中の

ことが分かってきて


様々な価値観を持つクラスメイトと

関わりを持つことで

こどもの世界は広がります


間違いなく広がります


そうするとだんだん

自分が親と違う価値観であることに

気づきます


虐待を例に出して説明しますね






小さいこどもは親のことが

大大大好きです

だから虐待されても

「自分が悪い子だから親に叱れるんだ」

と思います…





このように良い子になれば

親から叱られない許してもらえると

必死になって思うのです







こちらの男の子は亡くなる

一ヶ月前に親族たちとスーパーに

行った時に

「ママの好きなお菓子」と言って

レジカゴに入れました

(本当に痛ましいです)


こんな酷い目に遭わされているのに

です…


幼児の母を思う気持ちがどれほどの 

ものか分かりますでしょうか






ところが小学生になると

こどもは自分が親から何をされて

いるのか理解し始めます


「お父さんから暴力を受けています

なんとかなりませんか?」と

学校の先生に助けを求めました…


本題に戻りますね


「あなたのために言わなかった

のよ」

親の一方的な価値観の押し付けに

対して成長したこどもが感じることは


①小さい頃のまま親の言うことを

信じて大人になるパターン

(おそらく少数です)


②途中から親の価値観に疑問や

嫌悪を抱いて反発するパターン

(宗教二世問題などはこちらの

パターンが多いです)


パターンとしては2つしかないです


①の場合、親と「同化」している

うちは良いのかもしれませんが

どこかで②に気づいてしまった場合

こどもにとっては生きるのが非常に

苦痛になってしまうこともあります


そして

危険なのは②のパターンです

 





こちらの本にでてくる方々は

アイデンティティクライシスに

なったこどもたちです


私が感じたのはこちらの本に

でてくる方の殆どが


外傷性PTSDのような状態に

なっていらっしゃるのではないか?と

感じました





さらに最悪の場合には

非行に走る

自暴自棄になる

引きこもりになる

などなど…


②のパターンになると

場合によっては専門家の介入がないと

家族としての再構築が難しくなる

場合もありうるのです


当自助グループでは

このような親子関係にならないように

「予防型の支援」をしています








↑こちらの動画

とても長いですが

とても大切なことについて

お話ししています


是非是非、たくさんの方に

見て頂きたいです


一人一人が

生殖補助医療について

卵子提供について

人間の幸せについて

死生観について生命倫理について


考える一つのきっかけになればと

思います🙇‍♀️