台湾はいかい~台南:日本のなごり~ | Qwertyの部屋

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こんばんは


Qwertyです。








きょうは


台南の日本のなごりを


はいかいしてみます。





台湾の


「日本時代の建物を末永く使いましょう計画」(勝手にそう呼んでいる)


※にかいめ (`∀´)


発動しまくりです。よかったら読んでいってね。










前回の続き、孔子廟の横を進みます。





振り返ってみるとこんな感じ



台湾ふうですねぇ~♪







じつはこの真横に


驚きの建物がありますよ。








じゃん





Σ(・ω・ノ)ノ!



どうみても


日本ふう。


それに、でか!






これは、戦前の「武徳殿」の建物です。







せつめいしよう


かつて


今の、全日本柔道連盟や剣道連盟とか


各武道連盟が合わさったような組織がありました。


日本の武道を統括する財団法人で


「大日本武徳会」と言いました。


武徳会は全国各地に今の「武道館」の役目をする


「武徳殿」を建てていったんですね。


道場ですね。


日本統治下にあった


朝鮮、台湾にもたくさん建てられました。



終戦で武徳会はGHQにより解散させられ、


武徳殿の多くは取り壊されました。


今、日本に残る武徳殿は十数か所。


どれも文化材としての価値の高いものです。


さて、


外地にあった武徳殿。


朝鮮半島の武徳殿はすべて壊されました。


台湾には12か所のこっています。


その中でも「台南武徳殿」は白眉といえましょう。(ガイドブックふう)





今は小学校の「講堂」として使われてます。






武徳殿の後ろにも


何やら日本の香りのする建物が・・・






ここは


戦前の「山林事務所」の建物です。




今は、観光ガイドセンター的な施設が入ってます。



孔子廟からこのあたり、緩い坂になってましてね。


わたくしいつもデジャヴ感を感じます。


なんかね、


東京の湯島の聖堂の裏から


昌平坂あたりの雰囲気に似てるような気がします。


わたしだけかな ( ̄ー ̄;










さらに中心に進みます。







この公園はもとの「台南神社」




今は跡形もありませんが・・・


横には「社務所」の建物が残ってたりします。



今は小学校の「図書館」として使用されてるとか。








レンガ造りの建物が見えてきました。


戦前の「台南州庁」の建物です。




このあたり、かつての官庁街で


日本時代の建物がたくさん残ってます。





台南警察署。今も昔も変わりません。





嘉南農田水利会。


もとは


嘉南大圳組合事務所の建物です。


嘉南大圳:烏山頭ダム:八田與一とくれば


知る人ぞ知る・・・ま、それだけで


ひと月ぐらいBlogを書き続ける事態になるので、ここまでにしとこう。(;^ω^A










消防署が見えてきました。


このあたりから


初日の夜にはいかいした建物が見えてきますよ。(リンク)








今も現役の消防署。




この真横が旧台南州庁の正面。




外人さんが写真撮ってました。



わたしも外人だった (;´▽`A``


今は台湾文学館として使用されてます。



ほんと昔のまんまだねぇ






裏へ回ると



渡り廊下でつながった


旧台南州議会の裏面に出ます。


今は議政史料館になってます。




このあたりは


ロータリーになってましてね


まさに台南の中心でありました。





ロータリーの部分です。




戦前は「大正公園」と呼ばれてました。


日本が去ったあと、「民生緑園」と名前が変わり


中央に孫文の銅像が建てられました。




じつは、ここは


悲しい事件の舞台です。


二二八事件(あえて説明しません)の余波、


ひとりの台湾人弁護士が


国民党に血祭りにあげられます。


でっち上げの罪を着せられ、


民生緑園まで引き回され、


衆目の中、縛られた彼は見せしめにされます。




見つめる台湾人たちに微笑んだあと、国民党軍をにらみつけ


日本語で「このばかやろー!」と叫び、銃殺されました。


その人の名は「湯徳章」といいます。


日本統治下の台湾人エリートは


日本が去ったあと


こうやって殺されていきました。


台湾の負の歴史です。




台湾が民主化したあと


一九九八年、台南市議会は


民生緑園を「湯徳章記念公園」とすることを決めました。






そして、先日・・・



台湾人の手で、「孫文」像が引き倒されました。


今、現実に動いている歴史の舞台でもあります。








ロータリーからメイン通りを歩くと



高い天井の建物が。





旧日本勧業銀行台南支店です。


いかにも銀行という雰囲気ですね。



現在は台湾土地銀行として使われてます。


この向かいが


旧林百貨店



ここも最近


廃墟から修復された建物です。


昔のハイカラの象徴だったところですね。









さてと・・・


いちにち歩き続けました。


日も暮れかかってね。



旧台南公会堂にも灯がともりましたよ。






帰りに見つけた日本料理の店



入口も凝ってます。






ここにかかってた看板。



ここは本町4丁目105番でございます。





調べてみると、


ここの住所は台南市中西區民權路2段240號。


日本料理店だから住所も日本時代。


日本に対する思いにはなんか凄味さえ感じます。


はい。

















さて




この旧台南測候所。


この裏に、日本人にとっては


侘しい風景がひろがって・・・るはずだったんですがぁ・・・





あれあれ


なんとまぁ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ










つづく