福岡・久留米のぶっちゃけ社労士、採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
4月30日 社労士から見た退職代行業者と新卒に関する記事から学ぶこと
4月30日水曜日。今日は、新卒社員と退職代行業に関する記事を書きたいと思います。
※クランクイン!より引用
退職代行に新卒から依頼殺到 「入社前と後で実態や契約内容が違った」と悲鳴
4/8(火) 12:00配信 クランクイン!
お笑い芸人の千原ジュニアがMCを務める『ABEMA的ニュースショー』が6日、放送された。この日の放送では、新年度を迎え、退職代行サービスに依頼が急増していることを伝えた。
退職代行サービス・モームリを運営する谷本慎二代表は「新卒の方から、4月3日は20名、翌4日は13名と、かなり多くの依頼をいただいている状況」と新入社員から依頼が相次いでいることを語り、その理由として「『入社前と後で実態や契約内容が違った』という乖離が原因の退職理由が非常に多いと感じている」と言及。
モームリに寄せられた退職理由として、「入社後に休日出勤の必要があると言われたが、入社前にはそのような説明を一切受けていなかった」「求人票と給与が異なり、実際の基本給は最低賃金を下回っていた」「仕事が分からず聞こうとしたら『自分で考えろ』と言われ、今度は自分なりに考えていたら『分からないなら聞け』と言われた」などを紹介した。
また、依頼が殺到する中で、モームリにも変化が。谷本代表は「退職代行での3万件のデータを保有しているので、大手企業から『離職率低下の講演会を開いてほしい』という依頼が殺到しています」と明かしていた。
退職代行サービスの利用や入社直後の退職について、街の新入社員に話を聞くと、「4日で辞めるのはもったいない」「あまりにも言われていた内容が違ったり、上司がものすごく怖かったりすると、退職代行を使っちゃうパターンもあるのかも」とさまざまな意見が。
スタジオの出演者たちも「僕の時代は就職氷河期だったから、4日で退職したら次の仕事なんてなかった」「“新卒カード”を自分からすぐに捨てちゃうのはもったいないと感じる」「退職代行を使われた企業はなんらかの“サイン”が出ていると受け止めた方がいい」という声が上がった。
ジュニアは「飛ぼうと思ったら飛べるのに、お金を払って退職代行サービスを利用し、辞める意思を伝えるというのは、ある意味『ちゃんとしてはるな』と思った」とコメントした。
※引用終わり。
最近時々、退職代行に関する記事も目にします。皮肉にも、毎年4月今回のような記事が、定例になりつつあります。ただ会社側の状況は変化していると思います。
入社してすぐ退職する労働者は、ある意味「問題がある」「会社に合わない人材」なので、「ふるいにかけている」と考えられます。しかし慢性的な人手不足の現在、会社としてどうしたらいいでしょうか?
まず採用後の受け入れ・新入社員教育において、下記の改善をお勧めします。
・1か月に1回以上1対1のミーティングを導入し、新入社員が気軽に悩みや不満を話せる機会を設ける。
・上司が積極的に傾聴の姿勢を示し、心理的安全性(自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態)を高める。たとえば、「何か困ったことがあればいつでも相談してね」と具体的に伝える。
・新入社員教育を充実させ、業務内容や職場の雰囲気を事前に明確に伝える。入社前のミスマッチ(相違・ずれ)を減らすことで、早期退職の動機を抑える。
・メンター制度を導入し、新入社員が気軽に相談できる年齢の近い先輩を配置する。
・入社後1~3カ月を対象に、企業理念、仕事の流れ、職場ルールを段階的に学べるプログラムを設計する。例:初日は会社紹介、2週目は業務研修、1カ月目は目標設定面談など。
運動会系・昭和な経営者・昭和な管理職は、今後の求人・採用に悪い影響を与えると思います。業界の当たり前・今までの常識は通用しないと思います。
新入社員で「問題社員」がいるのは事実ですが、採用した責任はあります。新入社員における教育の仕方・労務管理の仕方も、私を含む社会保険労務士にご相談願います
※写真は先日の昼食で、昼食は自宅で、野菜カレー・自家製きゅうりのぬか漬け・自家製パンプディングです。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士・求人採用解決アドバイザー 吉野正人でした。
※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 ぶっちゃけ社労士・求人採用解決アドバイザー 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。) メールアドレス naitya2000@gmail.com
ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者側の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
当事務所横で営業。 妻のお店です。久留米市(西鉄久留米駅近く)のテイクアウト専門のデリカテッセン small deli shop