福岡・久留米のぶっちゃけ社労士、採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
2月3日 定着を目的とした求人・採用・教育の見直しを
2月3日月曜日。今日は、求人・採用・定着について書きたいと思います。
※週刊実話WEBより引用
美理容業界がパニック! 深刻な人手不足、高齢化、諸経費高騰で「閉店ラッシュ」が止まらない! 2024.12.17
江戸時代に庶民の憩いの場として栄えた床屋(=理髪店)が、経営者の高齢化により閉店ラッシュに見舞われていることは以前からいわれてきたが、ここにきて理髪店から顧客を奪い増加してきた美容サロン(=美容室)でも、倒産が続出していることが判明した。
帝国データバンクによると、2024年1〜8月の美容室の倒産件数(負債1000万円以上、法的整理)は139件で、前年同期比の約1.5倍。これは年間で最多だった2019年の166件を上回るペースだ。
「美容や健康に対する意識が高まり男性や子供の利用者も増えた結果、美容サロンの数が倍増。現在全国に約25万店とコンビニの5倍弱もあるのです。しかし、美容サロンの増加と反比例して、美容師数は減少傾向にある。というのも、平均年収が約300万円と低いうえ、1998年に理美容学校が1年制から2年制に変わってから、どこにも属さないフリーランスの若手美容師が増えた。美容業界における働き方や考え方に変化が起きたんです」
現在、美容師の雇用形態は大きく分けて2パターンに分類される。サロンに所属する直接雇用型とフリーランスとして働く業務委託型だ。業務委託サロンではフリーランスの美容師に高い歩合や好条件を提示することが多いため、人件費が高くつくのが一般的だ。
「高い人件費は経営を圧迫します。一方の直接雇用形態サロンの多くは平均離職率が3年で7割と高く、どこも人手不足に陥っている。そのため、新規店舗が増加し続けている一方で、既存店はどちらのサロンも厳しい現実に置かれています」(同)
人件費、光熱費、資材高騰の三重苦
もう一つの大きな問題は、美容師の独立だ。
「美容師は会社員と違い年齢と共に収入が増えることはまずない。結婚や住宅購入などの人生設計を考える30代前後の美容師は、独立に踏み切ることが多い。皮肉なことにこれが美容サロン増加の一因でもあるのです」(同)ちなみに、2020年からのコロナ禍では飲食業界同様、美理容業界も客足は遠のいた。
業界の事情に詳しい美容系ライターは、「いまは水道、光熱費、美容資材の高騰、人件費増の三重苦が重くのしかかっています」と語るが、倒産にさらに拍車がかかれば、そのうち散髪難民が出てきそうだ。 ※引用終わり。
「やっぱり」と思いました。15年以上前にしていた労働基準監督署労働相談員時代、理美容業界の労働者からの相談も多かったのを思い出しました。丁稚奉公・昭和な経営者・運動会系で突っ走ったツケだと思います。
新型コロナウイルス蔓延後・2024年問題現実化から、労務管理が杜撰だった業界の人手不足が、表面化してきたと思います。記事のように理美容業・建設業・運輸業・物流業・飲食業等業界レベルで人手不足が深刻になっています。最近は、記事のような理美容師・バス運転手等特定の職種における人手不足が目立っています。
不人気業界・不人気職種は、高度な知識・技術が必要なのに、賃金が意外に安く、人手不足に伴い労働時間が長くなり、過重労働等労働環境悪化が深刻だと思います。代わりはいくらでもいる時代は、終わりました。
労務管理・教育体制も、不十分な会社が多いと思います。特に企業規模が小さくなる程、受入体制・教育体制が出来ていないと思います。私自身、受入体制・教育体制を整えずに求人・採用を行い、採用してもすぐに退職して定着しない事例に多く遭遇します。採用がゴールインではなく、採用後の定着が重要になっていると思います。
今後は、求人と同時進行で、受入体制・教育体制整備は必須です。業界の当たり前にこだわらない、定着を重視・意識した教育内容・教育計画・教育体制に見直すことを強くオススメします。あと昭和な経営者・昭和な管理職から脱却する必要があると思います。今までの「業界のあたりまえ」は、通用しないと思います。
対応法を2025年2月18日火曜日に行う「第38回 心理学を活用した定着目的の求人・採用・面接対策セミナー」で説明したいと思います。参加お待ちしています。
※写真は先日の夕食で、ちゃんこ鍋・豚タン塩レモン・人参ナムル等です。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士・求人採用解決アドバイザー 吉野正人でした。
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ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者側の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
当事務所横で営業。 妻のお店です。久留米市(西鉄久留米駅近く)のテイクアウト専門のデリカテッセン small deli shop