福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

 

6月27日 安直な外国人労働者及び外国人技能実習生活用にご注意を。

 

6月27日木曜日。今日は、地方の雇用に関して気になる記事がありました。

 

※東洋経済オンライン一部引用

 

人手不足を嘆く地方の組織が陥る「4つの矛盾」
変化しない職場や地域に「明るい未来」はない
木下 斉 : まちビジネス事業家 
東洋経済オンライン2019/06/24 6:00 一部抜粋引用

4つの矛盾だらけの話とは、どんなことでしょうか。それは以下のことです。
1. いい人材がほしいけど、給料はあまりあげたくない
2. 終身雇用はしないけど、会社には忠実でいてほしい
3. 即戦力になってほしいけど、教育投資はやりたくない
4. 積極性がほしいけど、自分には従順に従ってほしい


まず1. ですが、いい人材が欲しければ、権限報酬を与えることは当たり前です。次に2. は、従来ならば終身雇用という安定性を担保していたからこそ、会社組織に忠実であることを要求できたのであって、雇用が不安定なのに忠実に働くことまで求めることは難しいわけです。

3. は、もし即戦力になってほしいのであれば、より優れた技術や経験を積める研修投資をしなくてはならないのに、「それは個々人でやってね」などと言って、できればおいしいところだけ組織で刈り取りたいということを平気で考えます。

最後の4. ですが、「これから必要なのは、イノベーションだ! 従来と違う画期的な発想を持って行動する積極的な人材がほしい」などと理想を並べておきながら、なんのことはない「自分に逆らうような人は駄目だ」というような具合です。

仕事ができる若い人ほど、辞めていく
冗談のようではありますが、実際に起きていることです。地方に人が来ないのは、確かに生産年齢人口の減少のようなマクロ要因もありますが、私に言わせれば、当事者側の組織問題のほうが大きいのでは、と思うところです。

その結果として、市役所などの行政側からは、仕事のできる若手公務員ほど、独立したり転職する人が増加していたり、都市部へより条件のいい教育や就労機会を目指して出ていったりするわけです。そのほうが合理的だから当然のことでもあります。

以前から地方の会議や、国の経営者が集まる会議で「もっと若者女性の視点で改善しないと、ますます人が来なくなりますよ」と言っても、「そもそも最近の若い世代は苦労をしようとしない」といったような話で経営者たちが盛り上がってしまい、「ウチなんかこんなに人が来なくて大変なんだ」といった、訳のわからない苦労話に花が咲いて終わってしまいます。

しかも、最後は「外国人労働者を入れていこう」と安い労働力を導入することで、問題を先送りするということも少なくありません。抜本的に仕事を変えたり、人事制度を変更するよりも、はるかに簡単だからです。しかし、これまでやってきた仕組みをまったく変えずに温存しながら、仕事の引き受け手を探し続ける企業の将来の将来性はあるのか、甚だ疑問です。

 

※引用終わり。

 

この記事について地方在住の私自身、考えこみました。。。実際、一部の地方中小企業経営者は、ネット社会の大きな変化に気づいていないように思います。「労働者は知らないから、少々キツイ事を言ったり、して貰っても、問題ない」と言う考えは、通用しないと私は思います。

 

実際、記事のような考えでは、外国人労働者外国人技能実習生も来なくなると思います。ベトナム・フィリピンなど親日国ですら、労働条件・待遇等を韓国や台湾・香港等他国と比較して日本に来ています。冷遇すると、ネット社会の現在、外国人技能実習生・外国人労働者も来なくなると思います。

 

なお安い労働力確保」と言う視点で外国人技能実習生を活用するならば、「勘違い」である外国人技能実習生の監理団体で、外部監査人及び顧問社労士をしている立場から私は意見したいと思います。

 

今後は、従業員との「長い」信頼関係構築に努めていただければ幸いです。特に、賃金制度昇給について、最低賃金の上昇や会社への貢献度・個人業績に対応した賃金制度の構築を強くお勧めします。

 

労働者は、日本人であれ・外国人であれ、ネットで検索しながら敏感・迅速に比較して選んでいると思います。今後は私を含む社会保険労務士に相談しながら、時代の流れ・地方それぞれの現状に応じた人材確保・労務管理に努める事をおススメします。

 

※写真は先日の夕食で、大豆ミートを使った回鍋肉とトマトのチーズ焼です。味は、まさに「あっさりした」肉でした。

 

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

 

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。 福岡 久留米 採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人 移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)

メールアドレス naitya2000@gmail.com

 

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。

社会保険労務士おくむらおふぃす

 

 

 

にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ にほんブログ村

 

 

 人事・労務 ブログランキングへ

 

 

 社会保険労務士 ブログランキングへ

 

 

 福岡県 ブログランキングへ

 

 

読者登録してね