福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。
5月28日月曜日。長いゴールデンウィーク終盤辺りに、SNS等ネットで盛り上がった内容について書きたいと思います。
※琉球新報より引用
「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」
5/5(日) 5:04配信 琉球新報
「俺が自由な世界をつくる」。自由を求めて学校に通わない選択をした中村逞珂(ゆたか)さん(10)=宜野湾市=が「少年革命家 ゆたぼん」と名乗り、ユーチューバーとして活動している。大阪生まれ、沖縄在住のゆたぼんは「ハイサイまいど!」で始まる楽しい動画を提供しつつ、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」と強いメッセージを発信している。
ゆたぼんが学校に通わなくなったのは小学校3年生の時。宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ不満を抱いた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え「俺までロボットになってしまう」と、学校に通わないことを決意した。現在も「学校は行きたい時に行く」というスタイルを貫いている。
配信する動画は歌やお笑い系が多い。パワフルに熱唱する姿は、父親の幸也さん(39)の影響で好きになったブルーハーツをほうふつとさせる。
人気作家や編集者、お笑い芸人などと共演を重ね「ノートに書くだけが勉強じゃない。いろんな人に会うことも勉強だ」と、学校ではできない学びに自信を深めている。
活動をしていると「死にたい」という子どもから相談が寄せられることもある。そういう時は友達になり「死ぬな。苦しむな。学校なんて行かなくてもいい」と言い続けている。
夢は子どもだけが乗れるピースボートで世界中に友達をつくり、戦争をなくすこと。子どもの自殺が増えるとされる夏休み明けの頃には、子どもを集めたライブを開催する計画も練っている。
4日にインターネットラジオ「ゆめのたね放送局」の最年少パーソナリティーに就任。毎週土曜午後8時から30分番組「自由への扉」を放送している。
ラジオでは苦しんでいる子に向けて勇気を与えるメッセージを発信するつもりだ。
※引用終わり。
一部共感する点もありますが、「不登校は不幸じゃない」「学校は行きたい時に行く」と言う考えは、共感できません。確かにいじめで不登校になってしまう問題は多くありますが、極端だと思います。「学校」と言う共同体で、人間社会とは何か?と言う学びも、大切だと思います。
しかも、「宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ不満を抱いた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え「俺までロボットになってしまう」と、学校に通わないことを決意した。」と言う点は特に共感できません。
また私が社労士と言う立場上、日本と言う国の法律を遵守する義務があると思います。権利は主張していいですが、義務を負う必要があると思います。日本国憲法第26条には、下記の通りに定められています。
日本国憲法第二十六条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
なので親として、義務教育を受けさせる義務があります。琉球新報社も、日本の新聞社として日本国憲法を遵守しないことを助長する記事を書くのは、良くないと思います。
なお調べてみると、親であるお父さんが、心理カウンセラーでした。私自身、カウセリングの民間資格を持ち、心理学を勉強している立場としては、複雑な心境です。
このお父さんが勉強していたメンタルヘルス協会と言う団体は、私は知りませんでした。メンタルヘルス協会の講座内容を少し見ると、交流分析や絵画療法・論理療法・夢分析・トランスパーソナル心理学等織り交ぜているようです。
お父さん自身もYoutube動画をカウンセラーの立場で投稿したり、カウンセラーの立場でブログを書いてらっしゃいます。ブログにアドラー心理学に似ている記述がありましたが、アドラー心理学はメンタルヘルス協会の講座内容では見つけられませんでした。
また2015年にカウセリング関係の本も出版されており、タイトルが「あきらめる勇気」と言う、アドラー心理学関係でベストセラーになった「嫌われる勇気」に似たタイトルだったりします。しかも出版は、「嫌われる勇気」の後です。
なおこの親子の考えが「正しいか否か?」は判断しませんが、親子共々、組織(国・学校)と言う「共同体」の一員を拒否してるように思えます。アドラー心理学では、共同体感覚を大切にしているので、アドラー心理学の考えとは違うように思えます。
お父さんのブログで、「僕は僕らしく、自由に生きる‼︎」「自由に生きるのに遠慮はいらない!」と書いてますが、お互い助け合い支えあう人間社会と言う共同体で成り立ってるからこそ、「自由」が得られるんだと私は思います。わがままと自由は違うと思います。
私も子供が二人おり、カウセリングの勉強をしている立場なので、ある意味勉強になり、共同体感覚が大切であることを改めて実感しました。あと親から「自由」を押し付ける「過干渉」にならないことを祈っています。
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※写真は先日の夕食で、カジキマグロのステーキ・マカロニサラダ・ポテトサラダ等です。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。
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ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。 なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。

